[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-peko.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]みなさん、こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
ふだん美容鍼の施術をしていて感じるのは、女性ホルモンの分泌と肌荒れって、関係が深いんだなということ。
忙しかったり、年齢によって女性ホルモンが減ってくると、お肌の状態がてきめんに悪くなるんです。[/surfing_voice]
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え~っ。じゃあ、最近ちょっと肌が荒れてきてるのって、もしかして、女性ホルモンと関係があるのかしら…[/surfing_voice]
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そうなんですね…。年齢だけでなく、ストレスや不規則な生活などでも、女性ホルモンは減ってしまいます。
この記事では、女性ホルモンの分泌を促して、肌荒れを改善する方法を3つ、お伝えします。
女性にとってホルモンの影響はかなり大きいので、今回お伝えする方法で【肌の潤い】と【適度な艶】の絶妙バランスを取り戻してください![/surfing_voice]
女性ホルモンが肌荒れの原因に?
女性ホルモンというのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンから成っています。
2つのホルモンの、お肌への影響は以下のようなもの。
【エストロゲンの役割】
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- コラーゲン・エラスチンの生成を助け、肌の弾力を高める
- 肌の新陳代謝・ターンオーバーを促進する
- セラミドを増やして肌の潤いを保持
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参考文献:女性ホルモンが皮膚のターンオーバーに及ぼす影響の検討-表皮細胞の生成・成熟・剥離過程に及ぼすエストラジオールの効果 [編]神戸女学院大学研究所
【プロゲステロンの役割】
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- 皮脂を分泌して肌を守る
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この2つの女性ホルモンのバランスがとれていれば、お肌のハリや潤いがあり(エストロゲン作用)、それを皮脂で守ってくれる(プロゲステロン作用)ので、美肌が保たれるのですが…
ストレスや疲労などによって女性ホルモン分泌のバランスが崩れてくると、皮脂が多すぎたり足りなかったり、肌の水分が不足したりして、肌のバリア機能が低下。
すると、外からの刺激に肌細胞がダメージを受けやすくなり、ニキビや湿疹、乾燥肌などの肌荒れとなってしまうんです。
女性ホルモンが減る理由
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- ストレス
- 慢性疲労
- 食生活の乱れ
- 自律神経のアンバランス
- 睡眠不足
- 冷え
- 加齢
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今回は、【食生活】【冷え】【加齢】対策によって女性ホルモンのバランスを整えて、肌荒れを改善する方法をお伝えします。
女性ホルモンの分泌を助けて肌荒れを改善する方法
その1:女性ホルモン分泌を促すツボ
【三陰交(さんいんこう)】というツボがあるのですが、ここは女性の悩みの定番ツボ。
who(世界保健機関)でも、ツボを使った鍼灸の適応症として更年期障害や月経不順、生理痛などを挙げているように、ツボと女性ホルモンの相性はいいんですね。
ツボの場所は、脚の内側。内くるぶしから指4本分上にあがった、骨の後ろ側の柔らかいところに三陰交はあります。
三陰交は、ホルモンバランスを整え、子宮や卵巣などがある骨盤の中の血流を改善してくれます。
ここを、やさしく押してみましょう。
10秒かけて押して、10秒かけて指を離します。
「ズーン」という、ツボ独特の響きを感じてください。
その2:自律神経を整えて女性ホルモンを助ける
自律神経を整えることで、女性ホルモンのバランスを取り戻しましょう。
それには、仙骨をあたためること。
【小豆カイロ】を使って、自律神経にアプローチしましょう。
小豆カイロは、綿100%の布袋に小豆を入れたもの。カンタンに作れます。
作り方はこちらの記事【縫わない小豆カイロ】の作り方 「450円で出来た!」に。
その小豆カイロをレンジで温めて、仙骨にのっけてください。
仙骨は、腰の下あたりにあります。
仙骨には、昔から婦人科疾患に効果があるとされるツボが16個も集まっています。
そのツボを小豆カイロを使って、まとめて温めて刺激しましょう。
仙骨を温めると、自律神経のバランスが整って、女性ホルモンの分泌が促されます。
実際の施術でも、自律神経が原因の生理不順や不妊施術に、仙骨は欠かせないポイントなので、生理痛で毎月お困りの人は、ぜひおためしください。
その3:食事で女性ホルモンを補う
美肌の味方【エストロゲン】を増やす食べ物は?
肌に潤いとハリを保ち、肌質を上げてくれるエストロゲンですが、一ヵ月の中でも波があり、年齢によっても低下してしまいます。
髪のつや、体型のくずれ、疲れやすさ、鬱っぽさなどにも関わる大事なホルモンを補うには…
【大豆イソフラボン!】
大豆イソフラボンを摂ると、女性ホルモンの代役としてカラダの中で働いてくれるので、更年期の症状などが緩和されるというのです。
でも!
実は、同じように大豆イソフラボンを摂っても、女性ホルモンの代役として働いてくれる人と、そうでない人がいるんです。
大豆イソフラボンは【納豆】【豆乳】【豆腐】などに多く含まれていていますが、大豆イソフラボンそのままを腸から吸収しても、カラダの中で女性ホルモンの代役としてはあまり活躍してくれません。
エクオールが作れるかがポイント
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えー! わたし、体にいいからって毎日大豆イソフラボン入りのドリンク、飲んでたのに!! そんな話、早く言ってよ。
じゃあ、全然効いてなかったってこと?
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[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-ok2.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]
いや、そうとは言えません。
お腹の中に、エクオール産生菌という腸内細菌を持っている人は、食べた大豆イソフラボンをエクオールに変換できるんです。
そうすると、みなさんが期待している女性ホルモンのような働きをしてくれます。
つまり、エクオールを作れる腸内細菌を持っている人には、大豆イソフラボンを摂る効果は高いけれど、そうでない人は頑張って食べたわりに効果が薄い(全くないわけではない)。
割合としては、日本人は2人に1人はこの腸内細菌を持っているので、たとえば大豆製品を多く食べてみて、肌荒れや生理の状態、更年期の症状が軽くなるのであれば、エクオールを作る菌がいる可能性が高いといえるでしょう。
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なるほど…。じゃあ、わたしの場合あんまり体調が変わらなかったから、菌がいないのかもね…。
ねえ、ほかにエストロゲンに良い食べ物って何かないの?
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エストロゲンに良い食べ物
【卵】 …… 卵には、エストロゲンの材料となる良質なコレステロールが含まれています。
コレステロールというと、「太りそう…」と思われがちですが、2015年、厚生労働省は食事摂取基準からコレステロールの上限値を無くしました。
それは、コレステロールはカラダにとって必要なものなので、たとえ食事から摂る量を減らしても、体内で合成することになるから。 日本人の食事摂取基準(2015年版)より
ですから、女性ホルモンが不足しないためにも、できるだけ質の良いコレステロールを摂りましょう。
ちょっと値段は高いですが、「平飼い」の鶏の卵がおすすめ。
スーパーで売られている卵は、狭い所にギュウギュウに押し込められた鶏に、無理やり生ませた卵が多いんです。
そのため病気になりやすく、抗生物質や薬剤などが多く使われています。
そんな飼育を減らすためにも、カラダのためにも、できれば「平飼い」の卵を選んでくださいね。
【キャベツ】 …… キャベツには、「ボロン」という成分(ホウ素)が入っていて、エストロゲンの分泌を促す作用があるとされています。
おまけですが、この「ボロン」にはバストアップ効果があるということで、話題になっていますよ。
【ごま】 …… ごまに含まれるポリフェノール「ゴマリグナン」は、体内でエストロゲンと似た働きをしてくれます。
また、ごまは皮膚や粘膜の健康を保って、老化防止をしてくれるベータカロテンを含んでいるので、肌荒れにもおすすめ。
そのほか、プルーンやアボカド、山芋なども良いですよ。
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