こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
美容鍼灸の施術をしていると、顔のたるみと、ほうれい線は深い関係だなって感じます。
それは、ほうれい線自体を解消するよりも、場合によっては顔のたるみを引き上げるだけで、ほうれい線もいっしょに目立たなくなってしまうから。
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たしかに、ほうれい線と顔のたるみは、もうワンセットよね。
近ごろね、疲れてきて顔がたるんでくると、自分でも「あ…老けて見えるわ…」って感じることが多いのよ。
でね、それってほうれい線の深い、浅いが影響してるって思うの。とくに、顔のたるみが酷いときは、もうクッキリハッキリほうれい線が出ちゃって、最悪よ。
なんとかならないかしらね…[/surfing_voice]
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ということは、やはり顔のたるみをリフトアップすれば、ほうれい線が薄くなるってことだと思います。
それじゃあ、ほうれい線が深く刻まれる前に、顔のたるみを解消しましょう。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/kao-gan.gif” name=”” type=”r” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]マジ? そんなことできるの?
どうすればいいのよ??[/surfing_voice]
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ツボ押しやエクササイズなど、だれでもできる方法をいくつかご紹介します。
ほうれい線のちょっとした変化で、顔の印象がぐっと若々しくなりますよ。[/surfing_voice]
ほうれい線の原因
ほうれい線が目立つようになる理由は、大きく3つ。
しわ
肌の乾燥や紫外線、ターンオーバーの遅れやストレスの影響で、肌コンディションは落ちてしまいます。
すると、肌のハリや潤いが不足して、ほうれい線が「しわ」として気になるように。
姿勢
猫背やストレートネックなど、顔を前に突き出した姿勢は、ほうれい線を深くしてしまいます。
また、片方だけほうれい線が深いという人は、左右に姿勢が歪んでいる可能性が…。
最大の原因は「顔のたるみ」
そして、ほうれい線のいちばんの原因は、顔のたるみ。
すごく極端にいうと、肌の乾燥だけでは、ほうれい線は目立ちません。が、顔のたるみがあると、肌コンディションが良くても、ほうれい線がくっきりしてきます。
これは、たくさんの女性のお顔に美容鍼をしていて、実感することです。
じゃあ、どうしてそうなっちゃうの?ってことを、説明しますね。
顔たるみの原因
表情筋の衰え
個人差はありますが、年齢とともに筋肉の量は減っていきます。
30歳頃から毎年0.5~1%くらい減りはじめ、65歳以降はさらにぐっと減ってしまうんですね。これは、
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- 筋肉を動かす指令を送っている神経細胞
- 筋肉の材料となるタンパク質を作る量
- 成長ホルモンなど、筋肉を保つために必要なホルモン[/surfing_su_list_ex]の減少により、筋肉を作っている繊維の数が減り、繊維自体も縮んでしまうから。
参考文献:厚生労働省総務課資料
表情筋が衰えると、お肌の重さを支えきれず、たるみの原因となってしまいます。
目の使い過ぎ
ほうれい線と目の疲れって、関係ないと思いますよね? でも、目と口は筋肉で繋がってます。(もちろん皮膚も)
パソコンの画面などをジッと見続けていると、目の周りの筋肉が疲れてきます。筋肉って、動きがなくって同じ姿勢を続けるのが苦手なので、だんだんと硬くなってくる。
すると、目と口を繋いでいる上唇挙筋や大・小頬骨筋の柔軟性がなくなり、ほうれい線となってしまうんですね。
今の時代、どうしても画面を見ることが多いし、それなしでは仕事にならない人もいる。なので、硬くなった筋肉をできるだけ緩めてあげましょう。
ツボを使うと、負担も少なく緩められますので、のちほどお伝えしますね。
成長ホルモンの減少
年齢ともに、新陳代謝を促す成長ホルモンは減少していきます。つまり古くなった細胞をデトックスして、新しく細胞を生み出すというサイクルがゆっくりになるってこと。
すると、たとえば紫外線などでダメージをうけたお肌が、そのまんま放っておかれる。
すると、お肌はだんだん硬くなっていきます。硬くなったお肌は弾力がなく、重力に耐え切れず、たるんでしまう。しかも肌コンディションも悪いので、通常よりもほうれい線がシワとなるのが早くなってしまいます。
また、成長ホルモンはタンパク質を合成することで、筋肉を発達させる働きもしています。ホルモン分泌が減ることで、筋肉も衰え、支えることができなくなってしまうんですね。
睡眠不足
さきほど、加齢によって成長ホルモンが減ってしまうとお伝えしました。
もう一つ、成長ホルモンが減ってしまう原因として、睡眠不足があります。新しい細胞をつくってくれる成長ホルモンが減れば、表皮のターンオーバーも遅くなるし、コラーゲンやヒアルロン酸も作られないので肌の弾力がガクッと落ちる。
タンパク質の合成も減るので、頬を支える表情筋も弱ってしまう。
同じ睡眠でも、深くてリラックスした眠りほど、成長ホルモンはよく出ます。寝る前に1分でもいいので、腹式呼吸をしてみましょう。
息を吐くときに、リラックスモードの副交感神経が刺激されます。ゆっくりと吐く息に集中しているうちに、スッと眠りに入ることができますよ。
ストレス
コルチゾールという、ストレスに反応して出てくるものがあります。
このコルチゾール、同じくストレスを受けると出てくるアドレナリンと同じように、血糖を上げ、血管を狭くするので、糖尿病や動脈硬化を引き起こします。(イタリアのミラノの大学で行われた研究より)
当然、お肌のコンディションは落ちる。
しかも、頬の表情筋まで衰えさせてしまう。東京大学医科学研究所の論文によると、 コルチゾールの投与が、 筋力と筋量の低下の直接的な原因になるということを述べています。つまり、
筋肉が支えられずたるむ → 肌コンディション低下でほうれい線
といういや~な流れに。
喫煙
これで最後です! ほうれい線にとってのマイナス要素の最後は、タバコについて。
改めて書かなくていいくらい、カラダに悪いってことは分かっているんですよね。でも、止められない…。
[surfing_su_box_ex title=”喫煙の肌への影響” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]
コラーゲンの生成に必要なビタミンCを壊す
活性酸素が大量発生→肌細胞を壊す[/surfing_su_box_ex]
と…ここまで、たるみがほうれい線を深くしてしまう原因をお伝えしました。
こんどは、どうやったら「たるみ」をリフトアップして、ほうれい線を消すことができるのか。
その方法について、写真で分かりやすくお伝えします!
顔のたるみを引き上げてほうれい線を薄くする方法
ほうれい線に相性の良いツボ
3つのツボをご紹介します。
いずれも、頬を引き上げてたるみを解消してくれるツボなので、使ってみてくださいね。
名前は
【顴髎・けんりょう】
【巨髎・こりょう】
【地倉・ちそう】
です。
【地倉】ちそう
口の端の、ちょっとだけ外側にあるツボです。
写真では、天然石のツボ押し棒を使っています。
リフトアップしたいときは、軽くツボのある皮膚に触れたら、上に引き上げます。他の人が見ても、引き上げてるって分からないくらい、ちょっとの引き上げで充分。
それが、ツボの上手な使い方です。
ついつい「グイッ」と上げたくなる気持ちを抑えてくださいね…。
[surfing_su_box_ex title=”ツボを使ったリフトアップのコツ” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]皮膚が滑らない程度に軽く押さえて、ちょっとだけ上に(目に向かって)引き上げる[/surfing_su_box_ex]
【顴髎】けんりょう
目の外側の端を下がった所で、ちょうど頬骨を越えて少しくぼむところに、ツボがあります。
だいたい、鼻の穴の横の高さですね。
ここも、先ほどの地倉と同じように、軽~く上にクッと上げましょう。
【巨髎】こりょう
さきほどの顴髎を横に移動して、ちょうど目の玉の真下にツボがあります。
ここも、クッと上げましょう。軽く!がポイントですからね。
これ以外にも、ほうれい線に良いツボがいくつかあります。
たとえば、フェイスラインをリフトアップするツボで、横からたるみを引き上げたり。あとは、首やアゴの下のツボを使って、アゴの下のたるみを引き締め、下からたるませている筋肉をゆるめたり。
▼こちらの記事▼に、詳しく載っていますので参考にしてみてくださいね。
ほうれい線を目立たなくするエクササイズ
おもに、口の周りや頬の筋肉を鍛えることで、たるみを引き上げ、ほうれい線を薄く目立たなくしていきます。
あいうえお体操
カンタン。大きく「あいうえお」という口をするだけ。佐伯チズさんなども、書籍などですすめていますよね。
「あ」は、上下に口を広げるよりも、全部の方法に広げるように意識しましょう。
「い」は、口角を真横に広げます。
「う」は唇をなるべく突き出すように。
「え」は、口角だけを上に引き上げましょう。
これが、結構ほうれい線の引き上げにいいんです!
口輪筋や上唇挙筋、そして大・小の頬骨筋が鍛えられます。
「お」は、「う」よりちょっと縦長です。
どうですか?
頑張ってやってみると、結構顔が疲れますよね??
顔の筋肉は小さくて薄いので、疲れやすいです。
そのため、毎日1分でもいいので、ちょっとずつやってみましょう。
そのほか、2つのエクササイズを紹介しますね。
ベロ回し体操
口を閉じた状態で、歯の外側をベロで回しましょう。イメージとしては、内側から口の周りの皮膚を押す感じです。
連続でいきますね!
【上】
【横】
【下】
【横】
こうやって、口の中を一周でワンセット。
あまりやりすぎると、舌を傷めることもあるので、ゆっくりと2.3セットを続けてみましょう。
ペットボトルでほうれい線を目立たなくする
次は、ちょっとレベルアップ。水を入れたペットボトルをくわえて、表情筋を筋トレしましょう!
上の2つのエクササイズをやってみて、慣れてきらたチャレンジしてみてください。
この筋トレでは、口輪筋(こうりんきん)や頬筋(きょうきん)、下唇下制筋(かしんかせいきん)や眼輪筋(がんりんきん)を連動して鍛えることができます。
ペットボトルに入れる水は、最初は少しで。歯でかまずに、できるだけ唇を使ってくださいね。
くわえたら、持ち上げましょう!
「5秒から10秒が限界!」
というくらいの水の量がベスト。ワンセットでもいいので、続けてみましょう。
ここまで頑張れば、だいぶ顔のたるみが解消されて、ほうれい線も薄くなってくるはず。
そのままキープしたいですよね。
コツコツ、少しずつでいいので続けてみてください!
まとめ
顔のたるみを引き上げて、ほうれい線を目立たなくする方法をいくつかお伝えしました。
ぜんぶやる必要はありませんので、できそうなことから始めてみましょう。
ほうれい線は、早めに手を打つのが大事。
真皮層にまで届いてしまうと、なかなか薄くなってくれません。
「ちょっと気になる」
というタイミングで、少しずつケアしてあげると、ちゃんと引き締まってくれます。
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