こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
お肌のゴールデンタイムって、昔からよく聞きますよね。
でも実際は、何時くらいがお肌にとってのゴールデンタイムなんでしょうか。
そのカギを握るのは、「成長ホルモン」。
別名アンチエイジングホルモンとも呼ばれる、このホルモンをどうやって効率よく分泌させるかで、ゴールデンタイムの質が変わってきます。
この記事を読み終わるころには、睡眠時間が不規則で、肌のくすみや肌荒れが気になるあなたの悩みは解消。
短い睡眠時間でも、効率よくとって、いつ寝てもお肌にとってゴールデンタイムになるようなコツをお伝えします!
お肌に睡眠がどう影響するのか
成長ホルモンでアンチエイジング
睡眠がお肌にとって大事な要素である理由のひとつに、成長ホルモンの分泌があります。
「若返りホルモン」とも呼ばれている成長ホルモンは、アンチエイジング・老化対策には必須のホルモン。
[surfing_su_box_ex title=”成長ホルモンの役割” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]骨や筋肉を作る 新陳代謝を上げる 老化を防ぐ[/surfing_su_box_ex]
このように、筋肉を作ったり代謝を上げたりしてくれるのは、ダイエットにもありがたいですよね。
お肌の潤いを保ち、乾燥を防いでくれる働きをしてくれるのは、おもにヒアルロン酸。
しかし年齢と共に、ヒアルロン酸をつくる細胞のチカラは弱くなってしまいます。
でも!成長ホルモンには、この細胞を活性化させる働きがあるのです。
そうすると、お肌に潤いがもどり、ハリも出てくる。
なんだか、いいことずくめの成長ホルモンですが、年齢によって分泌が落ちてきます。
特に30歳を過ぎたあたりから落ち方が大きくなり、10歳増えるごとに分泌は25%ずつ減っていくとのこと。
だた、この減り方には個人差があります。
上手に睡眠をとることで、お肌にとって欠かせない成長ホルモンをしっかりと分泌しましょう。
お肌にとってゴールデンタイムとは?
成長ホルモンは、寝ているときに脳下垂体というところから分泌されます。そのなかでも、寝入ってから3時間が一番分泌が盛んな時間帯。
ノンレム睡眠といって、夢を見ていない状態で寝ているときが、成長ホルモン分泌のゴールデンタイムなのです。
これまでは、22時~2時までが、美容にとって睡眠のゴールデンタイムとされてきましたが、どうやらそれは過去の話。
昔(といっても昭和あたり)のような生活の場合、22時くらいに就寝していたので、22時~2時がゴールデンタイムとされていたのですが、肝心なのは、寝入ってから3時間の質を上げることなのです。
その3時間を、途中で目が覚めることなく、リラックスして、深い睡眠がとれるようにすることが、成長ホルモン分泌のカギになります。
お肌のゴールデンタイムの質を上げる方法
その1 朝日を浴びる
成長ホルモンがしっかりと分泌されるような、お肌のゴールデンタイムの質を上げるには、体内時計を整えることが大事。
人間のカラダは、目覚めてから14~16時間経つと「メラトニン」というホルモンが、脳の松果体から分泌されて眠くなるように作られています。
ちなみにこのメラトニンも、美容にうれしいホルモン。抗酸化作用があるので、新陳代謝を促して、疲労を回復しやすくしてくれます。
このメラトニンを寝るタイミングで出すためには、朝、しっかりと日の光を浴びること。たとえば、いつも0時くらいに寝るなら、遅くとも7時くらいには起きて、日の光を浴びましょう。
すると、23時くらいからメラトニンが分泌しはじめ、深部体温がさがり、0時に床につくころには、ぐっすりと眠れるカラダになっています。
その2 寝る前の1時間の過ごし方
先ほど出てきた、体内時計を調節しているメラトニン。じつは明るいと出てきにくいんです。
ですから、寝る1時間くらい前から、テレビや携帯の強い明かりを見るのを控えて、照明も落としてみましょう。
その3 リラックス入浴法でぐっすり
寝る前にあまり熱いお風呂に入ると、交感神経が優位になるので、寝つきが悪くなります。
40°以下のぬる目のお湯に、ゆっくりとつかりましょう。
日中ストレスにさらされて緊張していたカラダが、副交感神経に切り替わって、リラックスモードに。すると、血管も開いて自然と体温も下がりやすくなるので、眠りが深くなります。
その4 肩をゆるめる
肩や首が緊張していると、首にある副交感神経の働きが落ちてしまうので、眠りが浅くなりがち。
これでは、せっかくのお肌のゴールデンタイムが、もったいないことに…
クライアントさんの中にも、寝つきが悪い人が多いのですが、肩と首をゆるめる施術をすると、ぐっすりと眠れるようになります。
これは、本当にみなさん、おっしゃいますね。
下のような、カンタンなストレッチでいいので、寝る前にやってみましょう。
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=ooihbdfFa6w”]
コツは、頑張りすぎないこと。痛かったり、きつかったりすると交感神経が働いてしまうので、気持ちいい程度に。
また、枕が合わないと寝づらいのですが、ストレッチをすると、肩首まわりの筋肉がゆるむので、使っている枕にカラダが合うようになります。
なので、寝る前にストレッチをしていると、自分に合った枕を次々と探す「枕コレクター」にならずにすみますよ。
その5 食事で成長ホルモンを補う
お肌のゴールデンタイムには、成長ホルモンが必要。その分泌のコツは、食事にもあります。
成長ホルモンは血糖値が高いと分泌されにくいため、できれば寝る前の2時間くらいまでには食事を終わらせましょう。
そして食事内容ですが、なんと成長ホルモンの分泌を促してくれるという助かるものがあるんです。
それは、アルギニン。
鶏肉やエビなどの肉・魚介系にも多く含まれていますが、お手軽ということで高野豆腐がおススメです。
アルギニンを多く含んでいて、しかも成長ホルモンの材料となるたんぱく質も摂れるという一石二鳥ぶり。これに、これまたアルギニンを多く含んだゴマを合わせれば文句なし。
水で戻した高野豆腐の水をよく切って、焦げ目がつくまで炒めたら鶏肉を炒めて、オイスターソースをからめて最後にゴマを振りかければ、「成長ホルモン炒め」の完成。(塩コショウみりん等も適宜入れてください)
成長ホルモンを味方につけて、カラダの中からお肌にイイ深い睡眠をとりましょう。
おまけ 筋トレもオススメ
筋トレによって筋肉に乳酸が溜まると、成長ホルモンが分泌されやすくなります。
なるべく乳酸を蓄積させるには、スロトレといって、酸素をわざと不足させながらするトレーニングが有効ですよ。
コツは、筋トレしているあいだ、あまり筋肉を休ませないことです。
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まとめ
お肌にとってのゴールデンタイムは、寝入ってから最初の3時間にどれだけ深く眠れるかにかかっています。
従来の22時~2時にとらわれず、あなたにとって最適なタイミングで大丈夫。
「一日疲れて、なんでもいいからとにかく寝たい…」というところを、ちょっとの工夫で、お肌にも、翌日の疲れにも良い睡眠ができますので、ためしてみてください。
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