[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2017/04/kao3.jpg” name=”” type=”l” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]記事を読んでいただき、ありがとうございます。
あなたの「やってみよう!」という気持ちを応援する、セルフケアお助け鍼灸師の伊東 歩です。
今回の記事では施術歴25年の経験から、簡単にできる「天使の羽根」の出し方をお伝えします。肩甲骨を立体的に浮き上がらせて、魅力的な背中にしましょう。
結婚式などで着るビスチェタイプのドレスや、背中の開いた水着を着る予定のあるひとは必見!
読み終わると、3分でできる「天使の羽根エクササイズ」のコツがわかりますよ。[/surfing_voice]
肩甲骨が見えなくなる理由
「あの人の背中、キレイ」
というとき、肩甲骨がしっかりと浮き出ています。
俗に「天使の羽根」と呼ばれる立体的な肩甲骨は、女性なら手に入れたいって思いますよね。
反対に肩甲骨が背中と一体になっていて「ペタ~」っとしていると、目の錯覚もあって太って見えてしまいます。
肩甲骨は固定されていない
肩甲骨が立体的に浮き上がっているひともいれば、どこにあるのか分からないくらい一体化しているひともいる。
どうしてこんなに個人差があるのか。
それは、肩甲骨が胴体に固定されていないからです。
肩甲骨は、上腕骨という腕の骨と、鎖骨という首のつけ根にある骨の2つと関節をつくっています。つまり、骨同士の連結ですね。
でも、肋骨や背骨とはつながってない!
僧帽筋・前鋸筋・小胸筋・肩甲挙筋・大菱形筋・小菱形筋という6つの筋肉が、肩甲骨を支えているんです。
このため背中の部分では、肋骨の上を滑るように上下左右に動くんですね。
猫背と巻き肩が原因
ですから、「猫背」の姿勢になると簡単に肩甲骨が外側に移動。
さらに肩が前に出る「巻き肩」のひとは、肩甲骨も前に引っぱられる。
外側と前に引っぱられた肩甲骨は、もはや行方不明。
肋骨と一体になってしまって、どこにあるかわかりません。
天使の羽根のつくりかた
肩甲骨が見えなくなってしまう理由は、
猫背や巻き肩姿勢によって
外側と前に引っぱられてしまうから。
ということは、立体的な肩甲骨に戻すには、
○ 猫背・巻き肩姿勢の改善
○ 肩甲骨を真ん中に戻す
の2つが大事。
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2017/04/kao3.jpg” name=”” type=”l” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]いろいろなタイプの女性をみてきて、猫背と巻き肩の改善よりも、肩甲骨の位置を戻すほうが簡単です。
理由としては、猫背や巻き肩は骨や関節の問題、肩甲骨は筋肉の問題だから。
筋肉のほうが、早く変化が出てきます。[/surfing_voice]
すごく極端な例として、「翼状肩甲(よくじょうけんこう)」があります。
これは、肩甲骨を支える前鋸筋が麻痺(ゆるむ)して、肩甲骨が中央に寄って翼のように浮き上がっている状態。
つまり、肩甲骨のまわりの筋肉をゆるめると、翼のように立体的になるってことです。
これからお伝えする体操とストレッチは、どれも肩甲骨を動かすための方法。
結果的には猫背や巻き肩も改善するのですが、肩甲骨に効くことを優先しました。
まずは、固まってしまった筋肉をゆるめて、肩甲骨を肋骨からはがしてあげましょう。
これだけでも、肩甲骨が浮き上がってきますよ。
① 肩甲骨を肋骨からはがす体操
まず、腰のうしろで下の写真のように指を組みます。
上半身を真っすぐにキープしたまま、息を吐きながらゆっくりと腕を上げましょう。
痛むところまで上げなくても大丈夫。
腕や胸の筋肉が、気持ちよく伸びるのを感じましょう。
息を吐きおわったら、こんどは息を吸いながらゆっくりと腕を降ろします。
この体操を続けていると、肩甲骨が肋骨からはがれて、しかも猫背まで改善していきます。
朝晩1分ずつ、やってみてください。
そして、あなたが
「わたしって、肩が前に出ちゃってるのよね…」
という自覚があるなら、ちょっと上級編にもチャレンジしてみましょう。
【上級編】腕のねじれを取ろう!
さきほど、腰のうしろで指を組んでもらいました。
その形から、手のひらをくるっとひっくり返しましょう。
胸を張りながらやると、手首の負担が少なくできます。
その状態から、同じようにゆっくりと腕を上げましょう。
わたしが実際にやってみました
ちょっと動きが分かりにくいと思うので、実際にやってみました。
動画で、天使の羽根づくりのコツをつかんでくださいね。
② 肩甲骨を真ん中に寄せる
さあ、筋肉がゆるんだところで、こんどは肩甲骨を積極的に真ん中に寄せていきましょう。
まず、手のひらを正面に向けた状態で「バンザイ」をします。
手は上げたまま、左右の肩甲骨を真ん中に寄せましょう。
「肩甲骨、動かない…」という硬いひとは、
「寄せよう」とするだけでもオッケー。
そうしたら、肘を曲げながら腕を下していきます。
※ここ大事です!
腕を下してくると、さきほどよりも肩甲骨が真ん中に寄せやすくなります。
胸を張るように意識しながら、肩甲骨を寄せながら腕を下げましょう。
手のひらを正面に向けたまま、肘が脇に着くまで下します。
このエクササイズは、大胸筋や小胸筋などの胸の筋肉のストレッチと、菱形筋の筋トレも兼ねています。
そうすると肩甲骨が浮き出て、天使の羽根がはっきりと分かるようになるんです。
肩こりも楽になるので、朝晩1分ずつやってみましょう。
天使の翼をもっと大きくしたい!
「もっと頑張りたい」
「本番まで、時間が無いのっ」
というひとは、次のエクササイズも良いですよ。
手は下したまま、手のひらを正面に向けます。
そして、肘を背中の中央に寄せましょう。
このとき腕だけにチカラを入れるんじゃなくって、肩甲骨の内側にもチカラを入れて、肩甲骨ごと真ん中に寄せます。
これ以上、真ん中に寄らないところまできたら、そのまま肘を「お尻」の方に下げていきましょう。
こうすると、デコルテのあたりが広がるのが感じられると思います。
この体操のメリット
まず、二の腕が引き締まります。そして、首のつけ根のお肉が取れるので、肩周りがとてもスッキリしたラインになります。
まとめ
肩甲骨を浮かせて、天使の羽根を出すためのセルフケアは、
○ 肩甲骨のまわりの筋肉をゆるめる
○ 肩甲骨を内側に寄せる
ことがコツ。
はじめはうまく動かなくても、やっているうちにできるようになります。
必ず。
短い時間でもいいので頑張って、魅力的な背中をつくりましょう!
お伝えした体操とストレッチを続けていると、猫背や巻き肩も改善していきます。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
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