みなさん、こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
ほうれい線を消すツボは、色々あります。
けれども、日々美容鍼などでクライアントさんの施術をして21年、専門家の目から見て効果の出るツボをこの記事に全部集めました。
どのツボも、いちど覚えてしまえば、あとはずっと使えます。
そして大事なのは、ツボの刺激の方法。
これはコツをつかむと、リフトアップしてほうれい線を消すための最強セルフケアになりますから、楽しみにしていてくださいね!
ほうれい線の原因
どうしてほうれい線ができるのか
ほうれい線というのは、頬のたるみや頬の肌質など、単に頬だけの問題ではありません。
ほうれい線のできる場所というのは、顔の中心部分。ですから、周りの影響を大きく受けやすいのです。
首や頭、目など、文字通り周りの「しわ寄せ」の表れが、ほうれい線なのです。
4つの原因
ほうれい線のできる原因には「頬のたるみ」「首の硬さ」「フェイスラインのもたつき」「目の周りのたるみ」が、大きく影響しています。
この記事では、それぞれの原因別に、ほうれい線を消すために効果的なツボをお伝えしますね。
全部覚えなくても大丈夫。
あなたの気になる部分だけでも、ためしてみてください。
ほうれい線に効くツボ
ツボ刺激のコツ
これからお伝えするツボは、指や、天然石のツボ押し棒を使って刺激してみてください。
そのときのコツは、
[surfing_su_list_ex icon=”icon: heart-o” icon_color=”#d9333f”]
- step1 軽く押さえたあと
- step2 ちょっとだけ引っ張る
[/surfing_su_list_ex]
この2つだけ。
ちょっと押して、そのあとちょっと引っ張る。
皮膚がちょっと凹むくらい押さえたら、引き上げたい方向にちょっと引っ張る。
押し方が軽いと、皮膚の上を滑ってしまいますが、その、滑るか滑らないかギリギリのところが、一番効く押さえかたです。
では、さっそくやってみましょう!
頬のたるみを引き上げるツボ
まずは、頬のたるみが気になるひとは、こちらのツボをためしてみてください。
まずは「地倉」の場所から。
【地倉】ちそう
口の端から、小指の幅くらい外にあるツボです。
指か、天然石のツボ押し棒を使います。
軽く押したら、目の方向に向かってちょっとだけ引き上げましょう。
軽すぎると滑ってしまいますが、滑るところからもうちょっと押さえた状態で、上に引き上げます。
引き上げは、他の人が見ても動かしてるかどうか分からないくらいで大丈夫。3~5ミリくらいです。
左右、やってみてください。
【顴髎】けんりょう
目の外側の端から下にたどって、鼻の穴の高さのちょっと手前くらい。下がりすぎると、谷に落ち込むようにボコッとなるので、その崖っぷちくらいのところが、ツボになります。
ここも、軽く押さえたら、目尻の方向に引き上げましょう。
【巨髎】こりょう
さきほどの顴髎と横並びにあります。黒目の真ん中から下にたどった、鼻の穴の高さの少し手前の崖っぷち。
ここも、軽く押さえたら、黒目の方向の引き上げます。
この3つのツボは、[surfing_su_list_ex icon=”icon: heart-o” icon_color=”#d9333f”]
- ほうれい線周りのターンオーバー
- 頬を引き上げる筋肉の柔軟性up
- 真皮層までの血流改善[/surfing_su_list_ex]
を狙っています。
首をゆるめるツボ
首が硬かったり、ストレートネック、猫背だったりすると、頬やフェイスラインを下から引っ張ってしまいます。
そのため、ほうれい線が目立つようになるので「姿勢が悪くて肩がこってるな~」というひとは、こちらのツボがおすすめ。
【頬車】きょうしゃ
アゴの先からフェイスラインに沿ってたどりと、カクッと曲がるところがあります。エラが張るところですね。
その曲がり角から、目に向かって人差し指の幅くらい入ったところに、ツボがあります。
ちょうど、筋肉がボコボコしてる隙間ですね。
ここは、軽く押さえたあと、上に引き上げます。
ストレスが重なると、ここはすぐ硬くなります。無意識に歯を噛みしめてるからでしょうね。
「最近、ちょっとエラが張ってきた?」
と感じている人は、ここをツボで緩めるとスッキリしてきますよ。
【天容】てんよう
さきほど見つけたエラの角、ありますよね。そこのエラの裏側にツボがあります。
ここは、ちょっと深めに押さえたあと、耳たぶの方向に引っ張ります。
斜め上後ろの方向ですね。
このツボは、美容鍼の施術でもいちばん重要な、ほうれい線を消してくれるツボ。
ぜひ、場所とコツをおぼえてください!
フェイスラインを引き締めるツボ
頬よりも、フェイスラインが甘くなってきて、もたつきが気になるひとは、このツボ。
【下関】げかん
さきほどの頬車のツボ、覚えてますか? そう、エラの角のちょっと内側。
そこからズズッと真上にあがると、骨の盛り上がりにぶつかります。ぶつかる手前に、下関というツボがあります。
ここは、ちょっと押さえたら、上の方向にちょっと引っ張りましょう。
この下関から、上に向かって骨を乗り越えたあたりに、上関というツボがあります。
【上関】じょうかん
ここも、同じようにちょっと押さえて、上の方向に引っ張ります。
この2つのツボは、フェイスラインをスッキリとさせてくれるだけでなく、目尻もキュッと引き上げてくれます。
目元の小じわでお悩みの人は、ぜひ使ってくださいね。
目がパッチリするツボ
さあ、ラスト。目の下のたるみや、まぶたの重さが気になるひとは、このツボがおすすめ。
目の周りの眼輪筋(がんりんきん)と、口の周りの口輪筋(こうりんきん)は、口角挙筋(こうかくきょきん)と小頬骨筋(しょうきょうこつきん)によって連動しています。
つまり、目の上下のツボを刺激することで、ほうれい線まで引き上げてくれるんですね。
「ちょっと最近、目が小さくなってきたかも…」という人には、うってつけのツボ。覚えてくださいね。
【四白】しはく
黒目の真下。目を閉じて、目のすぐ下あたりを触ると、骨が触れると思います。その骨を下に乗り越えてすぐのところ。
ここは、目が近くにあるのであまり大きく動かしません。
軽く押さえたら、目の方向に、本当にちょっとだけ引き上げます。
目の下のたるみにも、効果的です。
【陽白】ようはく
黒目の真上。眉毛を超えて、親指の横幅1本分くらい上がったところに、陽白はあります。
ここは、皮下組織が薄いので、あまり強く押さなくても大丈夫。
ちょっと押さえたら、上方向に引き上げましょう。
続けていると、まぶたの重さが取れて、目が開けやすくなるのが感じられます。
仕上げの刺さない鍼
以前は治療院向けにしか卸していなかった、この「刺さない鍼」ですが、今は一般の人でも手に入るそうです。
毎日貼ると、お肌に負担がかかるので、一週間に一回のセルフケアとして、ためしてみてくださいね。
まとめ
どうでしたか。うまくできそうですか?
場所が正確ではなくても大丈夫。やっているうちに、「ここかな?」という、しっくりくるところが見つかります。
ツボの位置は人によって違いますので、その感覚を大事にしてくださいね。
ほうれい線に効く顔のエクササイズや、片側だけほうれい線が目立つ原因など、ほうれい線に関するすべてのことが、▼こちらの記事▼に載っています。
ほうれい線を消す方法? プロが打ち明ける『順番さえわかればイケます』
ぜひ、いちどご覧ください!
この記事へのコメントはありません。