夜、眠れない時は【目を閉じて交感神経を鎮める】


眠れない原因は自律神経?

うちのクライアントさんにも、夜、布団に入ったのはいいけど、そこからなかなか眠れないっていうひとは、結構いらっしゃいます。

そうね、そういう時って、不安になっちゃうのよ。
「ああ、また睡眠不足だ、明日もいろいろあるのに…」
「このまま寝られなかったら、病気になっちゃうかも…」
とか、どうしても悪い方向に考えちゃうのよね。

余計なことを考えて悶々とするのがきつくて、本を読んだり、スマホを見たりして、気分転換したくなるんですよね。
そして、気を紛らわしているうちに眠くなればいいなって。

そうね。それで眠れちゃう日もあるんだけどね。
でも、そうじゃないとき、どうしたらいいのかってことだけど、まずは「目を閉じる」ってことを、ちょっとやってみて欲しいのよ。
眠れないときにおすすめの方法

そうすると、また不安とか余計な考えが湧いてきて、眠れなくなっちゃうような気がしますけど。

そうね、だからこの方法は、他の工夫と組み合わせてやってみて欲しいのよ。
目を閉じるだけだと、いつものパターンになっちゃうからね。
アロマやストレッチ、音楽やカラダに意識を向けるとか、ほかの工夫を、目を閉じながらするの。

目から入る刺激が減るから、寝やすくなるとかでしょうか。
目を開けているのは交感神経

あのね、目を開けていると、まぶたを引き上げる「ミューラー筋」っていう筋肉を使うことになるの。
このミューラー筋は、実は、交感神経が動かしているのよ。

夜になって寝る時間になっても、目を開けていると、交感神経が働いてしまうってことですか?

そう。筋肉と神経は連動してるから、たとえ周りが暗くなっても、お布団に入っていても、目を開けているとリラックスしきれないのよ。
目を閉じて交感神経を休める

もう、目を閉じて、強制的に交感神経が活性化するのを抑える。
なるほど。

でもね、あくまで合わせ技のひとつだと思った方が良いわよ。
目を閉じるだけじゃ、きっと、寝づらいと思うから。

ほかの工夫と合わせて、自律神経をリラックスモードに切り替えるのは、大事ですね。
仕事のストレスも解消

あとは、このカラダの仕組みを使えば、寝る時だけじゃなくて、仕事中でも目を閉じれば、リラックスできるのよ。
たとえば、やることがたくさんあって、いっぱいいっぱいの時。
ちょっと目を閉じるだけでも、落ち着くわよ。
ストレスでイライラしてるときなんかも、目を閉じると交感神経が鎮まって、リラックスの副交感神経が働き出すから、ためしにやってみるといいわ。
まとめ

翌朝思い返すと、「そこまで考えなくてもいいのに…」っていうことが多いです。
今回は、当たり前のようにしている「目を閉じる」ということに、実は自律神経が関わっていたんだということが、お伝えできればと思いました。
今後の記事でも、「眠れないときの工夫」をたくさん紹介いたします。今回のことと合わせて、少しでも寝やすくなってもらえたらと思います。
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みなさん、こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
あなたは、夜、なかなか寝つけないときって、どんなことをしてますか?
お酒を飲んだり、本を読んだり、スマホを見たり、いろんな方法がありますよね。
(わたしは基本、360日寝酒です…)
お酒のチカラを借りて眠れるひとや、何か「これをやってると、眠くなる」というひとはいいのですが、そうもいかない時もあると思います。
そんなときに、ちょっとでも役に立てばいいなというのが、【夜、眠れない時の秘訣】シリーズ。
今回は、世界一かんたん、でもちょっと奥が深い方法をお伝えしますね。
あなたに合った入眠法を見つけるための、ヒントになればと思います。