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下腹ぽっこりの原因は内臓下垂?

 2017/07/16 ダイエット 健康  
お腹のツボ

「どうして、下腹がぽこっと出ちゃうの?」

こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。

カラダの他の部分と比べて、とくに下腹のぽっこりが目立つ。
どうして?
原因はなんなの?

そうやってクライアントさんに聞かれて、「いちばん多いタイプはね…」と答えるのが、内臓下垂による下腹ぽっこり。

まずは原因を知って、そのあとにぽっこりお腹を改善する方法をやってみましょう。

私が動画で説明している、お腹を引き上げるエクササイズをすれば大丈夫。楽しみに読み進めてくださいね。

下腹ぽっこりの原因は内臓下垂

内臓ってそんなに動くの?

あなたは、「内臓ってそんなに簡単に動いたり、下がったりするの?」と思いませんか?

私はこの仕事をするまで、そんなこと思ってもみませんでした。
理科の教科書で見た、あの内臓の位置。どんな人でも、あのまんまだと思ってました。

たとえば胃は「S」の形をしていて、食道から入った食べ物は、重力にしたがって上から下へと落ちていくんだなって。

それが、大人になって改めて勉強したら、胃なんて、骨盤まで落ちてしまってるひとが結構いる。
だから食事をすると、いったん骨盤にまで降りた食べ物は、重力に逆らって上に登り、小腸までたどり着く。

「そりゃあ、胃がもたれるだろうな…」と素直に納得しました。

そして、胃のX線写真を実際に見て「生きてる人間の内臓って、こんなに人それぞれ違うんだ」とびっくりしました。

「U字」をした胃は下垂胃、「J字」の形をした胃は鉤状胃(こうじょうい)といって、どちらも日本人には多いんですね。


幽門部という胃の下の部分が、骨盤のところまで入り込んでいるのが、鉤状胃。

で、胃体部という胃の真ん中の部分まで骨盤に入っているのが、下垂胃。横から見ると、こんな感じです。

ちょっと、驚きませんか?
だって、胃がおへその下にあるんですよ?

そして下がるのは胃だけじゃなくて、腸も。

腸は、お腹の中で固定されている所と、比較的自由に動ける所に分かれています。

小腸の大部分(空腸・回腸)と、大腸の一部(横行結腸とS状結腸)は後腹膜に固定されていなくて、腸間膜(ちょうかんまく)で繋がれているだけ。ですから、かなり自由に動けます。

胃と腸がぶら下がっている

お腹の中のことなので、胃や腸が自由に動けるって、ちょっとイメージしにくいですよね。

あなたの部屋では、電源の延長コードを使っていますか?
あの、ビヨーンと伸びて、部屋をいっきに雑然とさせてしまう、掃除するときにとってもじゃまな、アレ。

アレが嫌いで、ケーブルカバーなどでキレイに壁や床に固定されているか、それともグニャグニャと自由に動くのか違いです。

胃や腸は、ケーブルカバーで固定されている部分と、自由に動く部分に分かれています。
そして、ぽっこりお腹の原因となるのが、自由に動ける胃や腸。

骨盤にまで垂れ下がった胃や腸は、動きも鈍くなりがちで、消化吸収にという一番の機能がうまく働かなくなりやすいんですね。

便秘による下腹ぽっこり

消化吸収がうまくできない。ということは…そう、便秘になりやすいってこと。

そうなると、とうぜんインドール・スカトールなどの腐敗ガスが充満してきて、お腹がパンパンに。
あっ、でも腸内ガスの大部分は、口から飲みこんだ空気なんです。この話は、また別の機会に。

いずれにしても、便が溜まって、ガスも溜まった腸が、骨盤内まで垂れ下がっている。

これが、内臓下垂による下腹ぽっこりの原因です。

内臓下垂による下腹ぽっこりの改善方法

自力で改善が難しいタイプ

あなたは、「落下腸」という言葉を聞いたことありますか?

消化器内科の水上健医師(久里浜医療センター)によると、大腸がん検診に訪れるひと全体の5%、頑固な便秘に悩む人の20%ほどが、「落下腸(らっかちょう)」と呼ばれる状態の可能性があるということです。

落下腸というのは、普通ならお腹に固定されているはずの大腸の一部が、腸間膜では繋がっているものの、固定されていないので自由に動ける状態のこと。

今までお伝えした内臓下垂は、大腸の一部だけが骨盤内に落ち込んでいるというタイプでしたが、落下腸のばあい、大腸のほとんどが骨盤の中まで入り込んでしまっています。

これは成長過程で形成される、いわば個性なので、何かを頑張るとかでは引き上げることはできません。

ただ内臓の位置は変えられなくても、運動をしたり、食生活を整えれば、便通は良好な状態になるということなので、「落下腸」=「便秘・ぽっこりお腹」というわけではないようです。

腸の運動性をあげる

筋肉というと、手や足、腹筋などを思い出しますよね。
でも、内臓にも立派な筋肉がついています。

「平滑筋」といって、自分の意思では動かせない筋肉が胃や腸には発達していて、食べ物を砕いたり、送り出したりしています。

○ 筋肉の材料となるたんぱく質を摂る

○ 慢性疲労を改善するために「気虚体質」をかえていく

○ 腸内細菌の状態を善玉菌優位にしていく

などの工夫で、胃腸の運動性があがれば、消化管のなかに飲食物が停滞している時間が少なくなるので、腸が軽くなる。

当然、便通もよくなるので、余分な腸内ガスも溜まらない。

スリムになった胃腸であれば、下腹のぽっこりは変わってきます。

腹横筋を鍛える

内臓自体の筋肉とともに、外から支える体幹の筋肉も大事です。
いわゆる「シックスパック」と呼ばれる、お腹の前にある割れた腹筋は、腹直筋。

でも、内臓は前側だけにあるわけじゃないので、腹直筋だけじゃ下腹のぽっこりは防げない。

ということで、お腹をコルセットのようにぐるっと囲んでいる、腹横筋を鍛えること。
これが、ぽっこりお腹を引き締めるポイントになります。

それには、たとえば腹筋をするなら、真っすぐに上半身を起こすだけではなく、斜め方向の動きも入れると効果的。

ドローインなどもおススメですよ。

まとめ

内臓下垂は、下腹ぽっこりの原因として、たくさんのひとにみられます。
内臓の中で自由度の高い胃や腸は、おへその下まで落ち込んでしまうことも、珍しくないんですね。

でも、「鍛えようもない胃や腸だから、しょうがない…」とあきらめないでください。

たしかに、疲れやすい「気虚体質」のひとは、内臓が下垂しやすい傾向にあります。
でも、体質改善もふくめて、あなたにできることはあるので、ぜひ、なにか一つでもためしてみてください。

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