顔のむくみをスッキリ解消するには、ツボがおすすめ。
水分代謝を上げて、要らない水分をデトックスしてくれるツボを、鍼灸師がお伝えします。
そうすれば、顔のむくみがす~っと取れて、スッキリとしたフェイスラインが戻ってきますよ!
顔のむくみの原因
「なんだかちょっと太った?」
と言われて、「えー、体重あんまり変わらないんだけどな…」と思ったことありませんか?
人が「太ってるかどうか」を判断するのって、実はカラダよりも顔。
実際は、太ったんじゃなくて、ちょっとむくんで丸顔になってるだけってことも多いんです。
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こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の、伊東 歩です。
丸顔の人で多いのが、胃腸の働きが弱くて、肩がこっているパターン。
この2つが合わさると、顔がむくみがちで、丸顔になりやすいんですね。[/surfing_voice]
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ってことは…わたしの丸顔も、実はもっとスッキリするかもってこと?
自分でも慣れちゃって、こんなもんかなと思ってた。
だったら、ちょっと嬉しいかも。[/surfing_voice]
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胃腸の水分代謝を上げる
肩と首の筋肉をゆるめる
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もし、いっつも首や肩がこっていると感じるなら、こちらのストレッチをためしてみてください。
顔への血流が改善して、リンパ液の流れも良くなるので、むくみが減るはずですよ!
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=cLwz_EBTaTU”]
肩と首は、なんとなく顔に関係しそうだなと思いますよね。でも、なんで胃腸?と思っている人は、舌を鏡で見てください。
舌の横に、ギザギザの歯型がついてませんか?
それって、舌がむくんでいるんです。
胃腸の働きが落ちているので舌が膨らんでしまい、いつも舌が歯に押し付けられている。
そうすると、歯型がついたり、舌を噛みやすかったり、口内炎ができやすかったり。
そして、舌と同じように、胃腸が弱いと顔もむくみやすいんです。
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よく、「顔がむくんでいるから、顔のツボを教えて」と聞かれるのですが、そのとき効いた感じがするだけで、実はすぐ戻っちゃうんです。
顔のむくみは、心臓、腎臓の状態によっても変わりますが、胃腸を整えると効果が長続き。
ですから、ここでは胃腸の水分代謝を整えながら、顔のむくみを取ってくれるツボをご紹介しますね。
そのあと、肩や首のコリを取る方法もお伝えしますので、さらにスッキリ顔になりますよ。[/surfing_voice]
顔のむくみを解消するツボ
これから、おすすめの順にお伝えします。
ピンときたツボがあったら、ためしてみてくださいね。
その1 陰陵泉(いんりょうせん)
膝の内側、ななめ下にある陰陵泉(いんりょうせん)は水道の蛇口のようなツボで、デトックスには欠かせません!
水分代謝が悪くて水太りしやすい人には、うってつけのツボです。
最初なので、刺激の方法も含めて、ちょっと詳しくお伝えしますね。
では、一緒に探してみましょう。
まず、内くるぶしを見つけましょう。
そこから膝に向かって上がっていくと、硬い骨と、柔らかい肉の境目があるはず。
その境目を、骨に沿って上にたどっていくと…境目がぼやけて、なんとなくカーブしているところがあると思います。
その、骨のカーブの内側が、陰陵泉!
ここを、ちょっと強めに押してみましょう。骨の内側に向かって、えぐるようにするのがコツ。
ズーンと響いて、少し痛みを感じるかもしれません。
その状態で、30秒~1分くらいキープ。
ここ、本当によく効きます。
が、さらに効かせたいときは、スプーンやペン、天然石を使ってみましょう。
指と同じように、ちょっと強めが良いですね。
私たち鍼灸師がツボに使うのは、金や銀、そして銅やステンレスといった金属製の鍼。その理由は、金属を使ったほうがツボの反応が良いから。
鍼じゃなくても、スプーンなどでも充分作用します。とくに天然石は独特の周波数を持っているので、とても使いやすいですよ。
スプーンや天然石のマッサージ棒なら、陰陵泉の少し下から、骨の境目に沿って30回くらい、上に向かってこすり上げましょう。
そして、できれば最後に、ツボに何か貼っておきましょう。
ツボ押しの作用を持続させてくれますよ。
その2 尺沢(しゃくたく)
手の肘にあるツボ、尺沢。
カラダの中の余分な水分は、おしっことして出す以外に、汗としても出すことができます。
尺沢は、余った水分を肺の働きを利用して、皮膚からデトックス。
尺沢の場所は、肘の内側。ちょっとチカラを入れると、スジが浮き出ると思います。その外側あたりを、つまようじでチクチクッとつつきます。
一分くらいやっていると、皮膚が赤くなってきますので、そうしたら終了。
つまようじがなければ、先のとがったものであれば何でもオッケーです。
人によっては、ジンワリと首筋に汗がにじむかもしれません。
汗がでなくても、不感蒸散といって「モワ~っ」と皮膚から発散されていくので大丈夫です!
その3 解谿(かいけい)&衝陽(しょうよう)
次は、効果抜群の足のツボをご紹介!!
使うのは、顔から水分を「引く」作用が強い2つのツボです。
【解谿(かいけい)】
ここは分かりにくいので、一緒にツボを探しましょう。
まず、足の親指を反らしてみてください。足首に向かって1本、スジが浮かび上がるはずです。
そのスジの外側(小指側)を足首に向かってたどっていきます。
そのあと、足首を曲げてみると、何本か横にシワが入りますよね?
一番下のシワと、先ほどのスジの外側が交差する点が、解谿(かいけい)です。
ここはお灸を使うと、かなりいいです。
足首は皮膚が薄いので、あまり熱さを我慢しないで。
お灸のやり方については、こちらの記事お灸&せんねん灸のやり方【図解】が役に立ちますよ。
また、指やペン先、天然石でもオッケー。
ちょっと強めに、1分くらい押せば充分です。
スプーンの場合は、この「解谿」から、次に紹介する「衝陽」までを結んで、足先に向かって撫で下げましょう。
これ、とっても効きます。50回くらいやってみましょう!
最後は、ペタッと。
次は、【衝陽(しょうよう)】
衝陽(しょうよう)は、先ほどの「解谿」から、足の人差し指に向かって、親指2本分ほど下がったところにあります。
「ドクッドクッ」と拍動を触れることも。
まず、人差し指で「解谿」に触れ、その下に親指を置きます。
さらにもう一本、親指を置く。
そのすぐ下に、衝陽(しょうよう)はあります。
ちょっと痛いくらいに、指やペンで30秒、刺激しましょう。
ここも、お灸がよく作用するツボですね。
最後に、なにかペタッと貼っておきます。
実はここ、顔のむくみはもちろん、フェイスラインをスッキリさせるツボ。
このツボは、足からお腹を通ってアゴ、目の下まで繋がっているんです。
アゴの下のお肉が気になる人は、ちょっと続けてみてくださいね。
ここまで、上位3つの【おすすめツボ】をご紹介しました!
むくみの軽い人や、一時的なむくみなら、これで充分。仕上げの首と肩のストレッチの項目に飛びましょう。
慢性的な顔のむくみを改善したいなら、このあとのツボもためしてみてください。
その4 水分(すいぶん)&中極(ちゅうきょく)
こんどは、お腹のツボ。
膀胱も使って、要らない水分をデトックスします。
【水分(すいぶん)】
水分(すいぶん)は、おへその上、親指1本分のところにあります。
ここは、名前にも表れているように、必要な水と要らない水を分別して、尿として排出してくれる大事なツボ。
ここを優しく押しましょう。皮膚がちょっと凹むくらい。
ペンや天然石も良いですね。
1分くらい当てたら、ツボ刺激の作用が持続するように…
ペタッと。
【中極(ちゅうきょく)】
このツボも、尿の排出を促してくれます。先ほどの水道と一緒に、おへそのライン上を撫で上げるように刺激してみましょう。
中極は、おへその下で、恥骨に当たる手前くらいにあります。
中極から、おへその少し上の水分までを、スプーンや天然石のマッサージ棒などで、皮膚表面を軽~く撫でてあげます。(できれば、皮膚に直接触れたほうが効きますよ)
30回くらい、下から上に一方通行で、ほんとうに軽くで大丈夫です。
どうですか、うまくできました?
次の第5位のツボと合わせると、相乗効果で下腹ぽっこりがスッキリしますよ。
その5 水道(すいどう)&不容(ふよう)
水道(すいどう)は、おへそから親指2本分外側のライン上で、そこから親指4本分下にある、左右2つのツボです。
ここも、名前の通り、昔から水の通り道として重宝されていたツボ。重要ポイントです!
いっしょに見つけましょう。
まず、おへそから親指2本分くらい横に、指を置きます。
その下に、手のひらを当てます。
人差し指から小指までの幅の分、脚のほうに下がったところが…
むくみ取りのツボ、水道(すいどう)です!
ここも、ツボ「水分」と同じように、指やペン、天然石などで刺激してみてください。
そして、お決まりのペタッ。
この、へそから親指2本分外側のラインには、胃に関係するツボがたくさん並んでいます。
なので、スプーンなどでまとめて刺激して、カラダの内側からむくみを取っちゃいましょう。
親指2本分外側のラインを、頭の方にたどると肋骨に当たります。
そこに【不容(ふよう)】というツボがあります。
不容からスタートして、先ほどの水道まで、軽く表面を撫でるように刺激。
脚に向かって一方通行で30回くらい。
すると、顔だけでなく、カラダの中に余った水分が膀胱に集まり、尿として排出。
これで、お腹の中までスッキリしますよ。
首と肩のストレッチ
ここまで、胃腸機能を整えて水分代謝を上げ、余分な水分をデトックスするためにツボを刺激してきました。
これで、水の流れがだいぶスムーズになりました。
あとは、水の流れをせき止めている肩と首をゆるめましょう。
肩と首が通りやすくなれば、お顔に溜まりがちだった水分が、スーッと引いていきます。
とはいえ、無理に首を伸ばすと痛めてしまうので、肩甲骨を積極的に動かしましょう。
肘を上げずに肩をグルグルと回すと、肩甲骨まわりの筋肉がゆるんできます。
上下左右、なるべく大きく、肘を上げずに回すのがコツ。
きっと、「ゴリゴリッ」と音がすると思いますよ。
▼こちらの記事▼が参考になります。1分で出来ますよ。
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まとめ
顔のむくみを解消するツボを、5組お伝えしました。
顔のむくみを取るには、デリケートな顔のツボを押すより、手足やお腹のツボが簡単でおススメ。
そしてもう一つは、首と肩をゆるめること。この2ステップで、かなり改善されるはずです。
もし、人と会う予定があるなら、2,3日前からツボを刺激しておくといいでしょう。
さらに、仕事の合間に首と肩のストレッチをすれば、用意は万全。
ほんの少し、要らない水分が顔から抜けるだけで、全体的な印象がシャープに変わります。
ぜひ、やってみてくださいね。
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