はじめまして、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
今回のブログはぜひとも、便秘で悩んでいる女性に読んでもらいたい!
「ツボを使って便秘を解消したい」
という方は、ぜひ!
できるだけ、あなたの便秘タイプに合ったツボが見つかるように説明してあります。
この記事を読み終わると、あなたに合ったツボの場所と、刺激の方法が分かりますよ。後半には、「トイレで使える便秘解消の即効ツボ」もご紹介。
少しでも早く便通をよくして、肌荒れやポッコリお腹まで一気に解消してしまいましょう!
あなたの便秘の原因は?
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また今日も出ないわ…
便秘をすぐに解消してくれるツボとか、ないのかしら?[/surfing_voice]
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はい、便秘にいいツボはあるんですけど、便秘のタイプによって相性のいいツボが違うんです。
せっかくツボを使うなら、あなたに合ったツボを見つけましょう。[/surfing_voice]
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便秘にタイプがあるの?
じゃあわたしは、どんなタイプなのかしら…[/surfing_voice]
習慣的な便秘となるのは、原因によって3つのタイプに分けられます。
[surfing_su_list_ex icon=”icon: heart-o” icon_color=”#d9333f”]
- 【熱こもりタイプ】は、カラダに熱がこもりやすいので、辛く脂っこい物を食べていると、胃腸に熱を持つようになり便秘に。
- 【気づまりタイプ】は、ストレスを抱えやすかったり、長い座り仕事などで腸が動きにくいため便秘に。
- 【疲れ腸タイプ】は、もともと胃腸が弱く、さらにカラダの疲れが重なり、腸を動かすことができないため便秘に。
[/surfing_su_list_ex]
あなたは、どのタイプでしょうか。
次のチェックリストで、調べてみましょう。
便秘の原因をチェック
【熱こもりタイプ】
[surfing_su_list_ex icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#d9333f”]
- 舌の色が濃い赤
- 下腹を手のひらで少し押えると、嫌な感じがする
- 辛いもの、脂っこいものが好き
- 暑がり
- あまり水を飲まない
- 口臭がある
- 口が乾く
- 口の周りに吹き出物やニキビができやすい
- 頬が赤い[/surfing_su_list_ex]
【気づまりタイプ】
[surfing_su_list_ex icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#d9333f”]
- 舌の色が暗赤色
- 下腹だけでなく、上腹や横腹を押えても嫌な感じがする
- 気持ちの浮き沈みと便通がリンクしている
- 口が苦い
- 生理が重い
- 経血に塊が混じる
- 座っている時間が長い
- カラダに青筋が多い
- ゲップをよくする[/surfing_su_list_ex]
【疲れ腸タイプ】
[surfing_su_list_ex icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#d9333f”]
- 舌の色は淡く薄い
- 下腹を手のひらで軽く押すと気持ちがいい
- いつも疲れやすい
- 血色が悪い
- 便秘と下痢が交互にある
- 脚の冷えがある
- トイレでいきむと疲れる
- 温かいものが好き
- 経血の色は淡い
- 反り腰[/surfing_su_list_ex]
どうでしたか?
「この体質だけ」というように、一つの体質のみが当てはまるという人は少ないと思います。
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/kao-gimon.gif” name=”” type=”r” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]
そうね、私は「気づまりタイプ」が一番当てはまるけど、結構「疲れ腸タイプ」にもチェックが入ったわ。
これって、キッチリ分けられるってことじゃないの?[/surfing_voice]
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-ganba.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]
これからツボをお伝えしますけれども、まずは一番チェックが多かったタイプを参考にしてみてください。
一週間経っても、「あんまり変わらないな」と思ったら、次にチェックが多かったツボも、合わせてやってみてください。[/surfing_voice]
便秘解消の基本ツボ
まずは、どのタイプの人にも働く万能ツボをご紹介します。
最初なので、ちょっと詳しく説明しますね。
【天枢(てんすう)】
お腹のツボ。おヘソの真横、親指の横幅2本分のところにあります。
ツボの位置を分かりやすくお伝えしますね。
まずおへその横に、親指を当てます。
さらにもう一本分、外側。
おへその真横、親指の横幅2本分外側にいったところに、天枢(てんすう)はあります。
ここを、指でやさしく押してあげましょう。
強さは、皮膚がちょっと凹むくらいで大丈夫。
マッサージではないので、強くグリグリ押すより、軽めの方が便秘にはいいです。
もしお手元にあれば、金属製のペンやスプーン、天然石を使ってみてください。
ツボを使った鍼灸治療の鍼も、金や銀、銅やステンレスなどの金属を使っています。
それは経験から「金属を使うとツボの反応が良い」ことが分かっているから、何千年も続いているんですね。
ぜひ、試してみてください。
写真は、シトリンという天然石。
金属製のペン先でもオッケー。
[surfing_su_box_ex title=”押し当てる圧のコツ” box_color=”#e0c38c”]
ツボに当てたまま横に動かしてみて、表面を滑るだけなら弱い。
皮膚も一緒についてくるギリギリのところが、一番反応がイイ!
[/surfing_su_box_ex]
分かりにくければ、そっと触れているくらいでも大丈夫。強いより、弱い方がいいですね。
指や金属を当てていると、お腹の奥がジンワリと温かくなってきます。
早い人だと、30秒もすれば腸から「ゴロゴロ」と聞こえてきますが、音が聞こえなくても動いていますので大丈夫。左右、1分くらいずつ当ててみてください。
スプーンや天然石のツボ押し棒が、これまた使えます。
天枢の上から、縦に撫でおろしてみましょう。左右30回ずつ。
皮膚の刺激が多いので、便秘や胃の不調によく効きます。ぜひ、ためしてみてください!
どうですか、うまくできました?
終わったら、仕上げに何かツボに貼っておきましょう。
そうすると、ツボ刺激が持続します。
スワロフスキーを使ったツボ刺激のグッズなども、ネットで売っていますよ。
こんな感じ。
あとは、お米を絆創膏などで貼るのも、すごいイイです!
では、2つ目の基本ツボにいきましょう。次からは、説明はカンタンにしますね。
【足三里(あしさんり)】
膝の下、すこし外側にあるツボです。
足三里は多用途で使えるツボですが、探しにくいのが難点…。なるべく迷子にならないように、分かりやすく説明しますね。
まず膝のお皿を確認。
そうしたら、お皿の下から指4本分下を触ってみましょう。
さわると、ゴツゴツとした骨が触れます。
骨と柔らかい部分の境目に人差し指を当てて、その横に親指を置きます。そして、その親指を乗り越えましょう!
そこです! 足三里に到着です‼
足三里は、天枢よりも強めに押しても大丈夫。
指で押して、ズーンと響くところで、30秒くらいキープしてみてください。
くすぐったいような、気持ちいいような、ちょっと痛いような、独特の感じがしますよ。
ここも、スプーンや天然石などの金属が相性いいです。
足三里と相性の良い、シトリン。
スプーンや、天然石のマッサージ棒なら、足三里から足首に向かって撫でおろしてみましょう。
このあたりには、腸と胃に効くツボが沢山ありますので、まとめて刺激できますよ。
すごく良いです! 指でも良いです!!
仕上げにペタッと。
以上の2つが、便秘改善の基本ツボ。慣れると、2,3分で出来ますよ。
この2つに加えて、タイプに合わせたツボを刺激することで、頑固な便秘も解消。
体調も良くなり、下腹ポッコリもスッキリしますので、ためしてみてくださいね。
チェックで【熱こもりタイプ】だった人は、このままお読みください。
【原因別】便秘にいいツボ
熱こもり体質は【内庭】【合谷】
【内庭(ないてい)】
足の指の、つけ根にあるツボです。
足の人差し指と、中指の合わさったところ。
ここを、爪楊枝か先のとがったシャーペンでチョンチョン。
腸に溜まった熱を逃がして、腸が動きやすい環境をつくってあげるには、このチョンチョンがいいんです!
ちょっと、痛いですけどね…
一分くらいやって、少し赤くなってきたらオッケー。左右やってみてください。
爪楊枝がなければ、シャーペンでも大丈夫。
もちろん、クリスタルがあれば、なお良し!
【合谷(ごうこく)】
手のツボ。
歯の痛みなどにもよく使われるツボですが、ギューと押し込んだら、余計に歯が痛くなるので要注意!
人差し指と親指のつけ根が、合わさったところです。
ここも同じように、チョンチョン。赤くなるまで。
クリスタルも、ひんやりして気持ちがイイですよ。
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-ok2.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]
この2つのツボでうまく胃腸の熱が抜けると、便通が良くなるだけでなく、吹き出物や口臭がスッキリとしてきますよ。
ニキビが気になる人には、おススメの方法です。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/kao-niya.gif” name=”” type=”r” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]
私、この体質がピッタリ当てはまるの。
吹き出物にも困ってたから、一石二鳥ね。
口臭は…まあ…ね[/surfing_voice]
次の体質を飛ばして『トイレで使える即効ツボ』の項目を読みたい人はコチラ ≫≫
気づまり体質は【商陽】【厲兌】
【商陽(しょうよう)】
手の人差し指のツボ。
爪の生え際の角、親指側です。
ここは、ものの詰まりを流れやすくする作用が、とっても強いツボ。ストレスによって詰まったものを流すのには、ちょっと強い刺激が必要です。
「イテテッ」となるくらいに、先のとがったものでチクチクッとやってみてください。
グリグリと押し込むと、余計に便が詰まってしまうので、リズムよく、小鳥がエサを食べるときのようにチョンチョンとやってみましょう。
【厲兌(れいだ)】
足の指のツボです。ここも、ちょい痛…。
厲兌(れいだ)は、足指の人差し指のツボ。爪の生え際の角、外側です。
ここも、商陽と同じように痛いくらいに刺激しましょう。頑張って。
この2つのツボを使って流れが良くなると、手足が温かくなるのが分かります。
手足の冷えや、膝痛、胃炎などにもいいですね。
次の体質を飛ばして『トイレで使える今すぐツボ』の項目を読みたい人はコチラ ≫≫
疲れ腸体質は【三陰交】【関元】
【三陰交(さんいんこう)】
足首の内側のにあるツボです。
※妊娠初期の人は、念のため三陰交は飛ばして、次のツボ「関元」だけにしましょう。
三陰交は、婦人科疾患でよく使われるツボですね。
私はよく、ホルモンバランスを整える目的でも使っている、頼りになるツボです。
ここは本当に使えるツボなので、覚えておくと役に立ちますよ。
まず、足首の内側のくるぶしを探しましょう。
くるぶしは「山」のようになっていますので、頂点を見つけます。
山の頂点から、指の幅4本分上にあがります。ちょうど、硬い骨と柔らかい所の境目があるはず。
境目から小指1本分の幅だけ、うしろに行くと…
あった!三陰交。そのあたりを触ると、凹んでいるところがあるので、そこがドンピシャ。
凹んでなくても、ほぼその辺りであれば、充分作用してくれます。
指で押すと「ズーン」と響くので、1分くらいそのズーンを感じましょう。
ここも、金属や天然石、スプーンを使うといいですよ!
三陰交と相性がいい白色のホワイトオニキス。1分くらい。
先が金属製のペンもおススメ。
スプーンや、天然石のマッサージ棒も使えます。
くるぶしの後ろから、三陰交を超えるくらいまで、上に向かって撫で上げましょう。
ゆっくりと、30回くらいでオッケー。
仕上げに何か貼っておくと、作用が持続しますよ。
ここは、生理痛や足の冷え、更年期のつらさまで緩和してくれる、女性の味方ツボ。
ぜひ、使ってみましょう。
【関元(かんげん)】
おへその真下にある、元気の元になるツボです。
別名、丹田(たんでん)ともいいます。
このツボは、昔から「生命活動・元気の源」と呼ばれていて、ここをうまく刺激すると、肚(はら)が座り、どっしりとした安心感が湧いてきます。
もともとカラダの弱い人や、頭で考えるタイプの人は、常に不安を抱えていることが多いので、このツボはおススメです。
おへそから、指を4本そろえて横にします。
その小指の端が、関元(かんげん)。
腸のチカラが弱いと、ここを押してもフニャっとしています。
指でやさしく押すか、両手を重ねて温めるのも気持ちイイです。
さらに、小豆カイロで温めるのもすごく良いですね。
【縫わない小豆カイロ】の作り方 「450円で出来た!」の記事に、作り方が載っていますので参考にしてみてください。
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=DzSGJdwVyY8″]
関元は青緑色と相性がいいので、今回は、グリーンフローライトを使いました。
このタイプの人は、1分か、もっと長ければ長いほどイイので、時間のあるときに当ててみてください。
「何となく元気が出ない」というカラダの面と、「不安や焦り」といったメンタルの面、両方を助けてくれますよ。
気持ちの良くなるまで、当ててみてください。
スプーンを使うときは、関元からおヘソに向かって撫で上げると、腸にチカラが湧いてきます。
仕上げはコレで。
三陰交と関元。この2つのツボで、腸の動く原動力をアップ。
便秘に限らず、便がゆるい、下半身の冷え、慢性疲労などでお悩みの人におススメのツボです。
ためしてみてくださいね。
トイレで使える便秘解消【今すぐツボ】
トイレで、「出そうなんだけど、もう少し…」という時に使えるツボがあります。
【間使(かんし)】
手首の内側にあるツボです。
手首を曲げると、シワができると思います。そこから指4本分のところを触ってみましょう。
グーを握るとスジが浮き上がるのですが、2本の筋の間に間使はあります。
つづいては
【支溝(しこう)】
手首の外側にあるツボ。
手首を反らせるとできるシワから、指4本分のところにあるツボです。
この2つのツボは、ペアで使うと効果的。
鍼治療でも、2つのツボを繋いで手首を貫通することもあります。
便秘に即効性がある2つのツボを、指で挟んで揺らしてあげましょう。
つまんだ指先が、お互いに向き合うように揺らすのがポイント。
これなら、トイレでもできますよね。
便秘に合うストレッチや体操
ツボと合わせて、ストレッチや体操をすると、相乗効果でさらに便通が良くなります。
ストレッチなら背骨をねじるような動き。たとえば…
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=f_4lRQecock”]
体操なら、つま先立ち体操などが、手軽にできるのでおすすめ。
ちょっとやってみようかな…という人は、▼こちらの記事▼を参考にしてみてください。
ストレッチで便秘は解消しない!? 無駄な努力をしないために知っておきたい2つの理由
ツボ刺激の注意点
ツボ刺激は、とても便利なセルフケア。
でも、ツボは身体の作用するので少し注意が必要です。
私たちプロは禁忌ということで、鍼や灸をしてはいけない人を見分けるのですが、みなさんがツボ刺激をするときも、次のような場合はやめておきましょう。
[surfing_su_list_ex icon=”icon: warning” icon_color=”#d9333f”]
- お酒を飲んでいるとき
- 熱があるとき
- 妊娠しているとき(特に初期)
- あまりに疲れているとき
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まとめ
便秘を解消するツボをお伝えしましたが、あなたに合ったツボは見つかったでしょうか?
便秘の原因によって、相性のいいツボが違いますので、いろいろとためしてもらえたらと思います。
手軽なツボを使ってみて、そこからさらに、運動や食事などを見直してもらうと、さらにスッキリできると思います。
本腰を入れて便秘を改善したいなら、▼こちらの記事▼があなたの味方になってくれますよ!
便秘解消法 【総まとめ】 必ず解決の糸口がみつかる記事はコレ!
まずは、できることから始めてみましょう。
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