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更年期アトピーって知ってます?

40代の女性に出やすい「更年期アトピー」をご存知ですか?

うちにも、まさに更年期に入ってから、しばらく引っ込んでいたアトピーが再燃したと悩む女性が結構いらっしゃいます。

この記事では、更年期に出やすいアトピーと、そのセルフケアについてお伝えします。

増える大人アトピー

子供がなる病気でしょ?

こんにちは。鍼灸師の伊東 歩です。
私がアトピーの施術を始めた頃のこと。クライアントさんから

「アトピーって、子供がなる病気だよね?」

と聞かれたことがあります。

自分の周りにアトピーで悩んでいる人がいない場合、人によって認識が色々だなと今でも感じています。
その中でも、「子どもがなるもの」と思っている人が多い。

でも実は、最近特に大人アトピーと呼ばれる成人になってからのアトピーが増えているのです。

様々なストレスにより再燃

確かに以前は、幼少期のころにアトピーが出ていても、年齢を重ねるごとに自然寛解していくケースが多かったのですが…

近年、アトピーに悩む人のなかで、20歳以上の割合が6割にもなっている。

その理由として考えられるのは、

  • ストレスの増加
  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • 疲労の蓄積
  • 自律神経の乱れ
  • 頭蓋骨を含む骨格の歪み
  • 呼吸の浅さ

など。
もともとアトピーが出ていたり、肌質が乾燥ぎみだった人が、上記のきっかけで再燃。というパターンが増えています。

どの年代が多いのか

大人アトピーに悩む人の中でも、40歳~44歳が最も多いという統計があります。

平成26年の厚生労働省による患者調査の概況

※ 図は福井新聞よりお借りしました。ありがとうございます。

たしかに、当院にいらっしゃる成人、とくに女性の場合40代が多いのは事実です。

では、どうしてこの年代に増えてしまうのか。

なぜ40代のアトピーが多いのか

大人アトピーは女性に多い

男女比率のデータが少ないのですが、大人アトピーに関しては、日本でも外国でも女性の方が多いという統計が出ています。(アトピー性皮膚炎の疫学:千葉大学

ストレスについては、男性には男性の、女性には女性のストレスがあるので、どちらが辛いのかという物差しでは計れないと思います。

ただ、身体の変化という観点では、男性より女性のほうが変化が大きいといえます。

女性ホルモンの影響

エストロゲン

出典:ホルモンケア推進プロジェクト

上の図をみても分かるように、女性ホルモン(エストロゲン)は40歳を境に急激に変化します。

すると脳は卵巣に「もっとエストロゲンを出せ」と命令するのですが、卵巣機能は落ちているので、反応しない。
その命令無視が自律神経のバランスを崩すことで、いわゆる不定愁訴と呼ばれる色々な身体の不調が出てくるのです。

更年期にまつわる皮膚トラブル

更年期障害によく見られるのが、のぼせ(ホットフラッシュ)や肩こり、イライラ、不眠など。

でも、意外と多いのが皮膚のトラブル。

元々アトピーがなくても皮膚や粘膜の状態に悩んでいる人が多いんです。
皮膚・粘膜の分泌機能が不安定になり、

  • ドライアイ
  • ドライマウス
  • 外陰部のかゆみ
  • 湿疹

など、皮膚粘膜の乾燥がみられるように…

ですから、子供のころにアトピーだった女性が更年期を迎えて、再燃しやすいような皮膚の状態になってしまうのです。

更年期アトピーのセルフケア

本当に更年期なの?

本当はまだ更年期ではないのに、さまざまな問題によって一時的に卵巣機能が落ちている場合があります。

その判断方法のひとつとして、【 三陰交へのお灸 】がおすすめ。

骨盤内の血流、とくに子宮周りの血流を促してくれるツボ「三陰交(さんいんこう)」にお灸をしてみましょう。

ストレスや疲れ、冷えによって卵巣機能が一時的に落ちているような場合は、このお灸で更年期の不具合が軽快。比例して、皮膚の状態も潤ってきます。

これは、うちのクライアントさんにもよくあることです。

更年期という言葉の思い込み

『更年期』と聞くと、

「ああ、女性ならしょうがない。時期が来るまで我慢するしかないな…」
というイメージってありませんか?

そんなことはありません。

更年期という言葉によって思い込みをしているだけ。

 

先ほど、脳の話をしました。

脳から卵巣への命令無視が自律神経に影響を与えるので、不定愁訴があらわれる。

加齢による卵巣機能の低下は避けられないのですが、自律神経のバランスを取ることはできます。

つまり、更年期にあらわれるアトピーは、自律神経を整えることで変わる。
これはうちで施術を受けた多くの女性をみて、実感しています。

更年期アトピーのセルフケアは「首」

更年期アトピーの対策は、イコール自律神経対策です。

その自律神経を整えるには、首がポイント

図を見るとわかるように、自律神経は背骨を通っています。

その背骨が年齢とともに硬かったり歪んでいたりすると、自律神経はバランスを崩しやすい。
特に更年期アトピーの人によくあるのが、ストレートネック

本来ゆるいカーブを描いているはずの首の骨が、真っすぐになると、どうなるか。

首のカーブがないので不安定になり、首を支える筋肉は常に緊張しています。

実際に自律神経のバランスを崩している方の首を施術すると、よく分かります。本当に、パンパンに張っていますから。

首、太くなっていませんか?

もしあなたが、更年期アトピーでお悩みなら、ご自身の首に触れてみてください。

「以前に比べて、首が太くなったかも」

と感じるなら、おそらくストレートネックが影響しています。

首の筋肉の緊張は、そのまま自律神経の緊張を引き起こし、更年期アトピーを悪化させてしまいます。

逆にいうと、この首の緊張をゆるめるだけで、アトピー以外の不定愁訴も緩和されるのです。

タオルで首をゆるめましょう

ストレートネックによる首の緊張をゆるめるなら、タオル首枕がお手軽です。

バスタオルを丸めて、首に当てて寝っ転がるだけ。

【 ポイント 】

頭が少しだけ浮くくらいの高さに、タオルの巻きを調節しましょう。

こうすることで、頸椎(首の骨)が伸びるので、自律神経のバランスが取りやすくなります。
慣れてきたら、意識的に首の筋肉のチカラを抜いてみてください。

首がゆるむと、同じタオルの巻きでも頭が床に着くようになります。
そうしたら、もう少しタオルの巻きを増やして厚くしてください。

お風呂あがりに、1~2分やるだけで大丈夫。
一日頑張って、パンパンに張ってしまった首の筋肉をゆるめましょう。

まず自律神経が整い、そのあとで更年期アトピーの状態が変わってくるという順番になります。
コツコツ続けてみてください。

 【 この記事を書いた人 】

 鍼灸師 伊東 歩

 南青山アトピー専門整体院 代表
 「施術歴22年の経験から、あなたの身体の悩みを解決するセルフケアを、分かりやすくお伝えします」

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