アトピーになりやすい性格って?

乾燥肌

こんにちは。鍼灸師の伊東 歩です。
先日、クライアントさんから

「アトピーになりやすい性格ってあるんですか?」

と聞かれました。そのときは

「う~ん、ストレスを感じやすい人は、状態が悪くなりやすいかな」

とお答えしたのですが、あとでよく考えてみると確かにアトピーで悩む人には共通する性格があるなと。

そこで今回の記事では、アトピーになりやすい性格と、そのセルフケアについてお伝えします。

アトピーになりやすい性格

ストレスを感じやすい性格

これはもう、アトピーを抱えている人なら、みなさん心当たりがあるのではないでしょうか。

ひとつの出来事に対して、
「ぜんぜん気にしない」性格の人もいれば、
「気になってしょうがない」性格の人もいらっしゃいます。

うちに通っている方でも、学生時代は肌の調子が良かったのに、社会人になった途端に悪化したというパターンは多いです。

また、同じ学生時代でも、高校に入ったら悪化したなど、環境の変化というストレスに敏感な人が多いですね。

真面目な人が多い

アトピーで悩む人には、何でも真っ正面から受け止める人が多いです。

  • 手を抜く
  • 息を抜く
  • 気を抜く
  • 力を抜く

ことが苦手な性格の人は、気が休まる時間が少なく、常に何かに追い立てられるようなプレッシャーを感じてしまいます。

このような人を施術をすると、ある特徴が。

わたしが手や脚、頭の施術をしようと持ち上げると、本人が自分で上げるのです。「力を抜いてもいいんですよ」と声をかけても、

「先生が重いかなと思って…」

と気をつかってくれる。
本当に気がやさしい、真面目な人なんだなって分かります。

悲観的な性格は肺を傷める

東洋医学的にアトピーをみると、「肺」がポイントになります。

ちょっと、こちらの表をごらんください。

これは東洋医学で施術をするときに参考にする、【 五行色体表 】です。

アトピーに関係のあるのは、右から2番目の「金」の列。
生まれつき「肺」の機能が弱い人は、「皮膚」にトラブルが出やすく、とくに「燥」があると悪化しやすいということを、2000年以上前の人は知っていたのです。

そこには「五志」といって、「悲しい」「憂う」などの感情が肺を傷めると書かれています。

つまり、悲観的なものの観方や、先のことを憂うような性格の人は、肺を傷め、皮膚に何らかのトラブルを抱えやすいとも言えます。

ガマン強い人は熱がこもる

アトピーの憎悪因子として、「内熱(ないねつ)」があります。分かりやすく言うと、熱の発散がうまくできず、身体の中、特に皮膚に熱がこもってしまうこと。

日常生活のなかで我慢することが多い人は、皮毛が閉じ、呼吸も浅くなり、熱放散機能が落ちやすいのです。

 

身体の特徴

「性格」というと、なんだか掴みどころがないですよね?

でもその性格は、身体の特徴としてしっかりと現れます。

真面目な人は背骨が硬い

あなたの周りの真面目な人の背骨を、軽く押してみてください。できれば、うつ伏せで。

普通なら、多少なりとも背骨に「しなり」があるのですが、きっと一本の棒のようにカチカチなはずです。
これは、自律神経のアンバランスが生んだ緊張によるもの。

自律神経とアトピー

自律神経というのは、【 交感神経 】と【 副交感神経 】から成っていて、お互いにバランスを取りながら身体の状態を安定させています。

アトピーになりやすい性格として、

「真面目」「ストレスを感じやすい」などは、傾向として自律神経の中の【 交感神経優位 】になりやすく、

「悲観的」「先のことを憂う」などは、逆に【 副交感神経優位】になりがち。

いずれにしても、自律神経のバランスを欠いた状態となり、その自律神経と接している背骨は硬くなってしまいます。

熱がこもっている

また、ガマン強い性格の人でアトピーを抱えている人の身体は、【 上熱下寒(じょうねつげかん) 】という、いわゆる「冷えのぼせ」の状態になっていることが多いです。

このタイプは、上半身や頭、顔、額の皮膚の状態が悪化しやすいという特徴があります。

上熱下寒の状態だと、イライラが止まりません。熱が頭にのぼりやすいので、これはしょうがないんですね。

セルフケアでアトピー対策

セルフケアといっても、性格はケアできません。
でも、性格によって偏りができたカラダは、自分で変えることができます。

自律神経を整える

自律神経というのは、呼吸・消化・吸収・体温・血圧など、身体が自動的に体内環境を判断して調節するしくみ。

たとえば、あなたが「体温を上げよう」と意識しても上がりません。

でも唯一、自分の意識でコントロールできるのが、「呼吸」。
この呼吸を意識的に深く、ゆっくりとすることで、自律神経のバランスをとるのが腹式呼吸です。

難しいことを考えずに、

  1. 吸うときに下腹をふくらませる
  2. 履くときに下腹を凹ませる

これで大丈夫です。コツは、姿勢。

瞑想のときの姿勢 悪い例

このように、腰が曲がった姿勢だとうまくできません。

イスを使っての瞑想の良い姿勢

腰が真っすぐになるように、クッションなどを腰に当てると、深く息が吸えるようになりますよ。

背骨をやわらかくする体操

背骨が柔らかくなれば、それだけ内臓は動きやすくなります。
うちでアトピーの施術をするときも、原因となる

  • 呼吸(肺)
  • 解毒(肝)
  • 排泄(腎)

の機能を高めるのですが、そのポイントは背骨。

セルフケアするときは、とにかく背骨を捻じるように動かせば大丈夫です。

便秘を改善するためには、腰を回す

そして、ちょっと猫背ぎみかなと思うなら、背中にタオルを当てて寝っ転がりましょう。
タオルを縦に置いて、その上に寝っ転がるのです。

固まった背中が伸びると、呼吸が深くなり、肌細胞の新陳代謝に必要な酸素を血液にのせることができます。

猫背をタオルで治す簡単な方法

※裏から見た図。この位置にタオルが当たるようにして、上向きに寝てくださいね。

熱のバランスをとる

こもった熱、とくに頭に昇った熱を下半身に降ろすには、セルフ灸がおすすめ。
お腹の「関元(かんげん)」というツボに、せんねん灸をしてみましょう。

便秘や下痢、慢性疲労のツボ「関元」

セルフ灸が面倒くさかったら、両手を当てて腹式呼吸をするのでもいいですよ。

丹田の場所の説明

ここは丹田(たんでん)といって、昔から気の集まるところとして大事なツボ。
腸のはたらきにも関係してきますので、とくに「冷えのぼせ」タイプの人は続けてみてください。

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