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ぎっくり腰で起き上がれないときに【楽に立つ方法】を施術歴25年の鍼灸師がおしえます

こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。

この記事では、

「ぎっくり腰で起き上がるのがツラい…」
「腰が痛くて、寝た状態から立てない」
「ちょっとでも腰の痛みの少ない起き上がり方は?」

という人に、腰の痛みの少ない起き上がり方のコツをお伝えします。

ぎっくり腰に限らず、腰の痛いときは、なるべく腰に負担をかけないのが早く回復するためには重要。
写真と動画で分かりやすく説明していますので、コツをおぼえれば簡単です。
ぜひためしてみてくださいね。

ぎっくり腰で立てないときの注意点

刺激が痛みを強くする

ぎっくり腰になって立てない時の注意点は、痛みを感じない姿勢で起き上がることです。

ぎっくり腰のやっかいな所は、痛みが痛みを呼ぶこと。

腰の痛み

動く

痛みを感じる

筋肉の緊張

さらに痛みが増す

という悪循環になりやすいのです。

安静がいちばんの養生

当院にも「ぎっくり腰で腰が痛くて、起きるのもツラいんですけど…」という相談の電話がかかってきます。

そんなときは、
「まずは安静にして、痛みの出ない姿勢で寝ていてください。そして、動けるくらいになってから、来院してくださいね。無理は禁物ですよ」
とお伝えしています。

だけどさー、じっとしてるだけって、じれったいのよね。
安静にって言っても、手や足をちょっと動いただけでも「ビクッ」ってなっちゃうし。

ぎっくり腰って『急性腰痛症』っていうんだけど、筋肉や筋膜とか、関節が炎症を起こしてることが多いの。
だから、ちょっと筋肉が動くだけで痛いのよね…。

参考資料:厚生労働省「腰痛対策」

そうですね。
寝返りをうった途端に、痛みで目がさめちゃったという話は、本当によく聞きます。

そんなときは、しばらく寝つけないって…。

そうなのよ。
ぎっくり腰とか腰痛を早く楽にするコツはね、「なるべく腰の筋肉を刺激しないこと」なの。

だから、たとえば寝てる状態から起き上がるときも、なるべく腰のチカラを使わないほうが良いのよ。
そのほうが、痛みも少ないしね。

そんな起き上がり方って、あるんですか?

あるわよ。知りたい?
だったら、これからスタッフにやってもらうから、真似してみたらイイわ。
ねえ、ちょっとやってみてちょうだい。

ぎっくり腰で動けない時の起き上がり方

はい、わかりました。
さっそく、腰の筋肉をなるべく使わない立ち上がり方をお伝えします。

まずは、布団で寝ている人が起き上がる方法から。

布団から楽に起きる方法

まずは、横向きになります。


そして、できるだけ膝と頭を近づけていきます。


腰が痛いので、モゾモゾと芋虫のようにちょっとずつ近づけてください。
そして、上の肩を体の前に出すのと同時に…

下の腕をタイミングよく伸ばしていくと…

こんな感じで上半身が「コロン」となって…

この状態に。

うまくタイミングを合わせると、腰の負担が最小限で上の図のような姿勢になります。

あとは、手を伸ばしてカラダを起こして、膝を伸ばして立ち上がります。

ねえねえ、この起き上がりかたのコツとかってあるの?

コツは、頭をなるべく膝に近づけることです。
横向きの姿勢から、手を使って起き上がるというのが、腰痛のばあいの一般的な起き上がりかたです。

でも、普通に横向きの姿勢から起きようとすると、手のチカラだけでは持ち上がらないので、どうしても腰にチカラが入ってしまいます。
そうすると余計に痛めてしまいます。

たしかに、手だけで起きるのってキツイわよね。

頭はだいたい、5キロくらいの重さ(ボーリングの玉)があります。
その重い頭を、なるべくカラダの重心の近くにもってきて、そのあとに肩を前に出すと、頭の重さが反動として使えるんです。

それで、楽に上半身を起こせるんですね。

なるほどねー、大事なのは、頭を膝に近づけることね。
でもさ、起き上がり方のコツってちょっと難しいのよね。どうせならさ、分かりやすい動画で教えてくれるかしら?

わかりました、ではこちらの動画をごらんください。そうすれば、だれでもできるようになりますよ!

ベッドから楽に立つ方法

ベッドの方がもっと楽に立ち上がれます。さきほどの芋虫を、ベッドの端でやってみましょう。

落ちないように気をつけながら、やってくださいね。

で、ここから、ベッドの端に近い足を床に降ろしていくと、楽に立ち上がることができます。

なにか、注意点とかある?

そうですね、足を動かそうとすると、どうしても腰の筋肉まで連動して動くので、負担がかかってしまいます。

ですから「手をメインに使って、足は補助」というようにすると、痛みが少なく立ち上がれます。

なるほど、分かりやすかったわよ。ありがとね。

まとめ

どう、みんなできそうかしら?
ちょっと、手と肩のタイミングを合わせるのに、コツが必要かもね。

はい、でも慣れれば今までより、楽に起き上がれそうですよね。
あとは、安静にしている寝方も大事なので、なるべく痛みの少ない楽な姿勢を見つけてください。
▼こちらの記事▼が、参考になりますよ。
ぎっくり腰で歩けないときの【楽な姿勢と寝方】

みなさん、ツラいとは思いますが、少しでも早く回復してもらいたいと思います。

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『キレイの実』編集長 伊東 歩

『キレイの実』編集長 伊東 歩

鍼灸師 ペット看護士 「身体・心・人生を自分で何とかしたい!」 という人を応援しています。

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【 ペットと家族のヒーリングサロン なる 】
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