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吐き気を止める【3つのツボ】を現役鍼灸師が教えます

 2018/03/02 健康  

記事を読んでいただき、ありがとうございます。
あなたの「やってみよう!」という気持ちを応援する、セルフケアお助け鍼灸師の伊東 歩です。

今回の記事は、「吐き気を止めるツボ」。

先日クライアントさんが、
「このまえの施術のあと、ずっとあった吐き気が最近治まってきたんです」
と話してくれたのを聞いて、みなさんが自宅でもできるセルフケアとしてお伝えしようと思いました。

とくに【慢性的に吐き気がずっとある】という人は、参考にしてみてください。

吐き気の原因

ひとことで「吐き気」といっても、いろいろな原因があります。

大きく分けて、中枢性の吐き気と、末梢性の吐き気。

中枢性というのは、脳が原因で起こる吐き気ですね。
対して末梢性というのは、脳以外の所が原因の吐き気。たとえば…

内耳・胃腸・女性ホルモン・自律神経など。

注意が必要な吐き気

一番注意していただきたいのは、頭の痛みと同時にあらわれている吐き気。
中枢性の吐き気として、脳の中のさまざまなトラブルが考えられますので、なるべく早めに近くの医療機関を受診してください。

参考:厚生労働省『重篤副作用疾患別対応マニュアル』

一時的な吐き気

たとえば、二日酔いや妊娠時のつわり、車酔い、食事による吐き気など。
つらいですが、原因がはっきりとしているので対応がしやすいですね。

慢性的な吐き気

やっかいなのは、常に胸が「モヤモヤ・ムカムカ」するような吐き気。
なんとなく気持ちが悪い…という程度なのですが、実際に吐くわけでもなく、いつまでも続くので本人はとても嫌な状態なんですね。

多くの場合、胃の状態が良くないのですが、胃薬を飲んでもあんまり変わらないひともいらっしゃいます。

そんなときは、ツボを使ってみましょう。

一時的な吐き気でつらいひとも、ツボを使うと楽になりますので試してみてください。

吐き気を止めるツボ

吐き気止めのツボには、定番があります。

【内関(ないかん)】
といって、手首の内側にあるツボです。

手首の幅のちょうど真ん中あたりで、手首の内側にできる横シワから、指三本分くらい下がったところにあるツボです。

吐き気止めの特効ツボとして雑誌やサイトで紹介されるのですが、わたしの経験として、あまり効いたことがありません…

「先生、効かないじゃん!」

たまにクライアントさんから電話がかかってきて、

「先生、せっかく出かけてるんだけど、気持が悪いのよ…」
「何か吐き気を止める方法ある?」

と聞かれることがあります。

そんなときに以前は、定番のツボ・内関を教えていました。

「内関はデリケートなツボだから、やさしく刺激してね」
「指で軽く触れるくらいで大丈夫だから」
「米粒かゴマを絆創膏で貼りつけるのも良いですよ」

とツボ刺激の注意点もいっしょにお伝えするのですが、どうにも結果が良くない。

「先生、あのツボ、ダメだったわ…」

と、施術のときに言われてしまうのです。

で、いろいろと試行錯誤を繰り返してたどり着いたのは
横隔膜と肩甲骨
でした。

横隔膜と肩甲骨に関係のあるツボを使うと、
かなりの確率で吐き気が楽になったのです。

横隔膜と肩甲骨

原因のところで、慢性的な吐き気の多くは胃の状態によるものだとお伝えしました。

胃に穴が開くほどじゃないけれど、ず~っと荒れているような状態が続いていると気持ち悪さとして感じます。

ですから本当なら、胃の健康状態を良くすれば吐き気も軽くなるのですが、そう簡単にはいきません。
精神状態がダイレクトに影響するのが胃なので、ストレスや不安を抱えていると、なかなか改善しないんですね。

そんなときに、胃のすぐ近くにある横隔膜をゆるめると、吐き気が楽になります。

胃は横隔膜の下にあるので、呼吸による横隔膜の上下運動によって、胃がマッサージされます。胃自体も蠕動運動をするのですが、呼吸による外からの圧力も胃の動きには欠かせません。

でも、ストレスや身体の歪みによって呼吸が浅くなり、横隔膜が上下しないと胃の動きも悪くなり、やがて吐き気となってわたしたちを悩ませます。

この状態を東洋医学では

【胃気上逆(いきじょうぎゃく)】

といいます。

そして胃気上逆を改善するひとつの方法が、横隔膜を使って気の滞りを流すこと。
呼吸が深くなり、横隔膜が大きく上下することで内臓全体の動きがよくなり、上に登ってこようとするものが「すっ」と下に流れるようになります。

その時に肩甲骨の動きも良くしてあげると、相乗効果抜群!

横隔膜と肩甲骨を動かして吐き気を止めるツボ

ということで、おウチでもできる
横隔膜と肩甲骨を動きやすくして、吐き気を止めてくれるツボを3つご紹介します。

「おいっ! 手が届かねーよっ」

という声が聞こえてきます…。

嫌がらせではなく、この3つのツボは本当におすすめなんです。

脇の下の背中側にある【肩貞(けんてい)】は、反対の手でやさしく揉んでみてください。
正確な場所が分からなくても、「なんかコリコリしてて、押すと気持ちいい」ところを探してみてください。

【隔兪(かくゆ)】【膏肓(こうこう)】は、ちょっと手が届かないかもしれません。
そんなときは、コレ!

孫の手。反対側に、マッサージボールがついたタイプの孫の手で、トントン叩いてみてください。
無ければ(ふつう無いか…)、物差しとか、棒とか、ちょっと重さのある長いものを使って叩いてみましょう。

下手にツボをピンポイントで押すより、大まかな場所をトントン叩いて振動を与えるほうが、セルフケアとしては効果が出やすいです。

吐き気を止めるストレッチ

応用編で、ストレッチをして肩甲骨と横隔膜をゆるめてみましょう。
ふだんから背中や肩が張ってるな~と感じていたり、呼吸が浅いなと思っているひとは、とくにおすすめです。

あっ、あと顔の血流がよくなるので顔のくすみも取れちゃいます!
ためしてみてください。

① バスタオルを筒状に丸めます。

② ちょうど肩甲骨の下の角あたりにバスタオルが当たるように、寝っ転がります。
女性の場合、ブラのラインに合わせるとちょうどいいです。

③ ゴロンと横になって、腕を頭の上に伸ばしましょう。

  

あまり長時間すると痛くなることがあるので、30秒くらいから少しずつ長くしてみてください。
コツは、息を吐くときに背中のチカラを抜くこと。

背中に異物があると、どうしてもチカラが入ってしまいます。
そうすると効果が半減してしまうので、なるべく全身脱力を意識しましょう。

うまくストレッチができたかどうかの目安は、脇の下。
脇の下が伸びて気持ちがいいと感じていれば、オッケーです。

まとめ

吐き気を止めるツボは色々ありますが、今までで効果の出やすかったのは背中の3か所のツボ。

どのツボも押しにくいのが難点ですが、とても使えるツボですので覚えておいてください。

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