夏の冷え性対策【5つのコツ】で乗り切ろう!

[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2017/04/kao3.jpg” name=”” type=”l” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]記事を読んでいただき、ありがとうございます。
あなたの「やってみよう!」という気持ちを応援する、セルフケアお助け鍼灸師の伊東 歩です。

「夏なのになんで冷えるの?」

わたし、嫁からよく言われます。だから、エアコンの温度設定で、いつも揉めています。暑がりのひとには分からない、この冷えのつらさ…

「寒いもんは寒いんだ!」

この記事を読んで、あなたにも、夏冷えを乗り越えてもらいたい!
そんな思いが詰まっています。

入浴法やツボ押し、食事など、冷えを乗り切る方法のすべてをお伝えします。[/surfing_voice]

夏に冷える原因

暑いはずの夏なのに、冷えてしまう。それには理由はいくつかあります。

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  • エアコン
  • 薄着
  • 冷たい飲食物
  • 貧血
  • むくみ
  • 基礎代謝の低下
  • 自律神経

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エアコン&薄着

たとえば、エアコンによる冷え。

最初は「寒いかも」と感じていても、エアコンの効いた部屋に長くいると、感覚がマヒしてしまいます。

しかも夏は、お腹や腕、脚などが露出する薄着が多くなります。
気がついたら体温がぐっと下がってしまうんですね。

冷たい飲食で内臓冷え性に

アイスやジュース、そして生野菜など、カラダの中から冷やしてしまうものを飲み食いしていると、内臓が冷えてしまいます。

ちょっと、お腹を触ってみましょう。

おへその上のあたりと、おへその下を触って、おへその上のほうがひんやりしていえば、内臓冷え性かもしれませんね。

内臓が冷えて貧血に

毎月、月経のたびに一定量の血液が減ってしまう女性にとって、貧血は悩みのたね。
温かい血液が全身をめぐるからこそ、カラダは温まるのですが、その血液自体が減ってしまうと、どうしても冷えてしまいます。

それなのに、夏場に飲食で胃腸を冷やすと、働きが落ちて、血液をうまく造れなくなってしまうんですね。

夏はむくみの季節

体温の上がったカラダを冷やすには、血管を開いて、血液をたくさん循環させて冷やさなければいけません。

ということは、、、血液を循環させるポンプ、つまり心臓はいつも以上に働かされます。

結果、心臓が疲れてくる。そこに、暑いので水分をたくさん摂ると、腎臓まで疲れて、むくみがあらわれます。

余分な水分である「むくみ」は水毒と呼ばれ、冷えの原因となるんですね。

夏の基礎代謝は冬より低い

冬は気温が低いので、基礎代謝を上げて体温を維持しようとします。でも、夏は放っておいても体温が高くなるので、基礎代謝は低い。

なのに、エアコンや冷たい飲食を摂っていると、代謝は低いわ、環境も寒いわで、冷えてしまうんです。

自律神経の乱れ

冷え性ということは、体温調整がうまくいってないってこと。この、体温調整をしているのが、自律神経です。

具体的には、暑ければ汗を出し、血管を広げて体温を下げる。

寒ければ、血管を収縮させて熱が逃げないようにする。血糖量を上げるホルモンを分泌する。

この調節ができなくなると、夏でも冷え性になってしまいます。

状況としては、暑い外気と、エアコンで冷えた室内を、出たり入ったりしていると、自律神経が乱れやすいです。
自律神経としては、「カラダを冷やせばいいの?」「温めればいいの?どっち??」と戸惑ってしまい、最終的に疲れて機能しなくなる。

夏の冷え性には、この自律神経のバランスの崩れが、大きく影響しているんですね。

冷えの影響

その1:夏風邪

冷えて夏バテしていると、免疫力が下がってしまいます。
すると風邪を引きやすくなるし、しかも、なっかなか治りにくい。

その2:下痢

カラダの外側を冷やしやすい冬に比べて、夏は、飲食などで内臓を冷やしやすい。
その中でも胃腸が冷えやすく、消化吸収のバランスを崩して下痢を起こしやすくなります。

その3:秋に冷えを持ち越す

冷え性の人なら分かると思いますが、カラダの冷えって、ガッと温めたからってすぐに取れるものではありません。

まるで生き物のようにカラダの中に居座って、なかなか出て行ってくれない。

その状態で涼しい秋を迎えると、居座っている冷えは、さらに頑固にカラダに留まることになるんですね。

夏の冷え性対策

まずは、いちばん影響の大きい「自律神経」を整えて冷えを取りましょう!

その1:自律神経を整えて冷え取り

男性に比べて筋肉量が少なく、脂肪量が多い女性は、基礎代謝が低いのでカラダを温めにくい。しかも、その脂肪はいったん冷えるとなかなか温まらない。

たとえば、エアコンのきいた部屋にいるとき、自律神経はなるべく体温を下げないように、血管をキュッと収縮しています。

そこから、暑っつい外に出ると、こんどは体温を下げるために血管を開く。

この極端な温度変化で、自律神経は疲れてしまうんですね。

ですから、まずは部屋の中と外の寒暖差を少なくすることだけでも、自律神経の負担は減るんです。
すると、体温調節機能が復活!夏の冷え性もラクになってきます。

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  • エアコンの設定温度をこまめに変える
  • 首・手首・足首・お腹を冷やさない
  • 直接風に当たらない
  • 汗を拭くor着替える

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人によって、暑さの感じ方が違うので、快適なエアコンの設定温度は違います。
だれかと一緒に働いていたり、住んでいたりすれば、あなたにとっては寒すぎることも。

気づかないうちに温度を上げるか、自分だけのときはあなたに合った温度に変えちゃいましょう。

あと、風邪を引きたいときは、汗をかいた状態で、首のつけ根を冷風に当てましょう。

いっぱつです。マジです。

ですから、この逆を意識してみてくださいね。

その2:即効で血流改善するツボ

『井穴(せいけつ)』といって、手足の爪のつけ根にあるツボを刺激しましょう。

血管を開き、末端まで血流を改善してくれます。

冷え性を治す足のツボ

印のあるところを、あなたの爪を使って、ちょっと痛いくらいにグリグリっと刺激してみてください。

ベストは、つまようじ。

つまようじの先っちょを、印のある『井穴(せいけつ)』にチョンチョンと、鳥がエサをついばむように刺激。痛いくらいに、10秒。

 


実際につまようじでやってみました。
痛い…。

ふだんの治療では、子供用の鍼でクライアントさんの井穴に「チクチクッ」とやっているのですが、やはり自分でやると痛い。

つい加減しそうになってしまいますが、続けていると、じわっと汗が出てきます。
そして、手足が温まってきます。

その3:腹式呼吸でお腹から温める

腹式呼吸をすると、お腹のなかの血流がぐっと良くなります。冷えていればいるほど、その効果は体感できるでしょう。

腹式呼吸で横隔膜を大きく動かせば、酸素もたくさん入ってくるので、体温が上がりやすくなります。

さらに、意識的にゆっくりと呼吸することで、交感神経が働き過ぎのストレス状態が緩和。
リラックスの副交感神経が目覚めれば、血管が広がり、冷えていたカラダが温まってきますよ。

その4:冷え取り入浴法

カラダを温めたくっても、あまり熱いお湯につかると、交感神経が活性化。血管が締まって、逆に冷えてしまいます。

20~30分入っていても、汗が出ない程度の温度のお湯につかりましょう。血管が広がり、芯から温まります。
シャワーだけじゃ、だめですよ。

【注意点】
せっかく血管が広がっても、お風呂からあがってエアコンや扇風機の冷気に当たると、入浴前よりも体温が下がります。
できるだけ早く、布団に入ってくださいね。

その5:基礎代謝を上げる食事

熱すぎるものや冷たすぎるもの、激辛なものなどが胃腸に入ってくると、カラダは中和しようと頑張ります。

結果、胃腸が疲れてバランスを崩してしまうので、できれば常温に近いものを摂りましょう。

さらに、基礎代謝を上げるために、筋肉の元となるたんぱく質をしっかりと。

納豆や豚肉が、手軽で便利。とくに豚肉に含まれるビタミンB1は、脂質や糖質の代謝を上げてくれますので、冷えの改善にはもってこいですね。

まとめ

夏の冷えには、自律神経が大きく関わっています。

5つの対策全部をやる必要はないので、できれば自律神経を整えることを中心に、できそうなことから始めてみてください。

そして、冷えから卒業してほしいと思います。

夏に冷えには女性特有の「貧血」が大きく関わっています。▼こちらの記事▼で、貧血と冷えを同時に解消しましょう。

夏の冷えを改善するには【貧血対策】をすればいい

さらに、むくみによって足が冷えるのも、つらいですよね…。夏バテによる「むくみ」って、けっこう多いんですよ。

夏なのに足が冷えるのは【むくみ】が原因

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