便秘と貧血は関係ある!【黒ごま】は血を補い便をスルリと出すんです

疲れ目

 [surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-aisatu.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。

女性のクライアントさんのなかには、便秘と貧血の両方で悩んでいるひとって多いんです。

じつは、便秘が原因で貧血になるし、逆に、貧血が原因で便秘にもなる。
つまり、便秘と貧血は関係が深いんですね。[/surfing_voice]

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やっぱりね。
わたしなんて、便秘がひどくって普段から貧血でフラフラしてるから、トイレで「いきむ」とぶっ倒れそうになっちゃうのよ…[/surfing_voice]

[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-ok2.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]

それは辛そうですね…。
貧血と便秘は関係が深いので、どちらかが改善してくると相乗効果が出やすいんです。

この記事を読み終わると、便秘と貧血、両方をいっぺんに改善できる方法がわかるようになりますよ!
ツボ押しや食事、体操など、あなたに合った方法が必ずみつかります。[/surfing_voice]

便秘と貧血の関係

貧血が原因で便秘に

 貧血だと、カラダにこんな影響があります。

[surfing_su_list_ex icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#e0c38c”]

  • 唇の色が薄い
  • 爪が薄く欠けやすい
  • 爪に縦の線がはいる
  • 髪がパサつく
  • 生理の後、重だるい
  • めまいや立ちくらみがある
  • 物忘れが多い
  • 舌の色が白っぽい
  • ささくれができやすい
  • 顔色が白っぽい
  • そして…便秘!

[/surfing_su_list_ex]

女性は月経があるため、多かれ少なかれ貧血傾向となってしまいます。
あとは体質的に、胃腸が弱く、食べたものから血液をつくるのが苦手な人も、貧血になりやすいんですね。

血液の役割は、カラダのすみずみまで栄養や潤いを届けること。
その血液が足りなくて、腸に栄養と潤いが届かなかったら…
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  • 腸の蠕動運動に必要な栄養が足りなくなる
  • 腸の粘膜に潤いがなく、便が移動しにくい
  • 血液の温かさが届かず、腸の動きが鈍くなる

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というように、貧血によって、便秘になりやすい条件がそろってしまうんです。

[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-nayami.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]

カラダ全体として、少ない血液でやりくりしなければならないので、生命維持に欠かせない臓器(脳・心臓・肝臓・腎臓)から優先的に血が回ります。

すると、腸に流れるはずの血があとまわしに。

もともと、ほかの臓器にくらべて狭いところに押し込められている腸。さらに血が足りなければ、便を送り出す仕事が満足にできないんですね。[/surfing_voice] 

便秘が原因で貧血に

逆に、便秘の影響で貧血になってしまうこともあります。

「いきむ」と脳貧血になりやすい

もともと貧血気味の人が、硬い便を出そうとして「いきむ」と、頭がクラクラっとしてしまいます。
これは、「いきむ」と腸とお腹の筋肉に血流が集まるので、一時的な脳貧血状態になっているから。

[surfing_su_box_ex title=”!応急処置!” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]こんなときは、息を止めて踏ん張らずに、呼吸を続けながらいきんでみてください。
脳の酸欠を防ぐためです。[/surfing_su_box_ex]

慢性の便秘で血行不良に

あとは便秘が続くと、腸内に溜まった「インドール」「スカトール」などの有毒ガスが血液に吸収。
血流を悪くして、慢性的な血行不良状態となります。

そうなると、肝心な脳への血流も滞りがちになるので、常に頭がボーっとしたり、眠気に襲われたり。

[surfing_su_box_ex title=”!応急処置!” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]こんなときは、首と肩の筋肉をゆるめると、大事な頭への血流が復活します。

▼こんな簡単な方法▼でもオッケー。
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=WseirWmdfMU”]

さらに▼こちらの記事▼
肩こり解消!簡単ストレッチ【図解で分かる】今ラクになる5つの方法を参考に、首と肩ではなく、肩甲骨を動かしてみてくださいね。[/surfing_su_box_ex]

便秘と貧血を両方とも改善する方法

貧血のお薬としては、硫酸第一鉄、還元鉄などのいわゆる「鉄剤」が処方されます。
ただ、副作用として吐き気や下痢、便秘などもあるので、できればセルフケアで改善したいところ。

さまざまな方法を挙げましたので、できそうなことからやってみましょう!

お腹を温める

貧血の状態で夜遅くまで眼や頭を使うと、寝つきが悪く、眠りも浅くなりがち。
すると、睡眠不足とともに血液の質も下がってしまいます。

寝る前に少しゆったりとした時間をとって、「小豆カイロ」でお腹をあたためてみましょう。

便秘解消に小豆カイロをお腹にのせる

作り方はコチラの記事【縫わない小豆カイロ】の作り方 「450円で出来た!」を参考に。

[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=DzSGJdwVyY8″]

小豆カイロの熱は、湿熱といって湿気をもった熱。乾燥すると便通が悪くなるため、湿熱は便秘の腸にはもってこい! 

眼や頭に集まっていた血流がお腹に流れるので、胃腸も働きやすくなり、スッと寝やすくなりますよ。

便秘と貧血に良い「食べ物&飲み物」

[surfing_su_list_ex icon=”icon: heart-o” icon_color=”#d9333f”]

  • 黒ごま
    イチオシ! ゴマの中でも黒ゴマは、血を補ってくれる食べ物として東洋医学では重宝されてきました。
    それに加えて、ゴマは不溶性食物繊維が豊富なので、腸の動きを促してくれるんですね。

    さらにゴマに含まれる脂質は、オレイン酸。オレイン酸は小腸で吸収されにくいので、大腸まで届き、ウンチを出す潤滑油となってくれるんです。

    ゴマの殻はかたいので、よく噛むか、すりゴマの状態でいただきましょう。

  • 黒豆
    黒シリーズ。東洋医学では、血を補うには色の濃いものを摂ると良いとされています。たとえば、プルーンやブルーベリー、なつめなどは色も濃く、食物繊維も豊富です。
    白米よりは玄米、白パンよりは小麦全粒粉パンやライ麦パン。ダイエットにも効果的です。

    話を黒豆に。

    黒豆には大豆とおなじく、食物繊維やオリゴ糖、大豆イソフラボンが含まれるので、便秘だけではなく美肌や免疫力アップが期待できます。
    あと、黒豆のウリである黒い「種皮」は、血の流れをよくする効果があるとして、昔から漢方薬にも使われてきているほど。

    また、黒豆はダイエットにもいいんですね。
    種皮の色素成分・アントシアニンには、内臓脂肪をためるのを抑える可能性があることが、中部大学応用生物学部の津田孝範准教授らによって確認されています。

    注意点としては、不溶性の食物繊維なので、人によっては合わないことも。できれば、水溶性の食物繊維(きのこや納豆、わかめなどの海藻など)も一緒に摂りましょう。

  • ひじき
    さらに黒は続きます。ひじきもまた、血虚の便秘にはもってこい。
    ひじきに含まれる食物繊維(フコイダン)は水溶性。そう、さきほどの黒豆と一緒に「ひじきの煮物」にすれば、両方の食物繊維が摂れるんですね。ただし、見た目は真っ黒!

    このフコイダン、シワやシミなど老化現象の原因となる酸化を防いでくれるものとして、その効果が期待されています。

    そして、ひじきには血虚を補ってくれる鉄分が含まれているんです。市販のお惣菜でもいいのですが、できればおウチで、鉄製の鍋を使ってひじきを煮ましょう!

    最近のひじきは、昔に比べて鉄分が減っているのですが、鉄鍋を使うことで鉄分を補うことができます。血虚の人は、ほかの料理にも鉄鍋を使ってみてくださいね。[/surfing_su_list_ex]

ミネラルウオーター飲むなら「ペリエ」

硬水のペリエは、便を柔らかくして、腸も動かしてくれます。さらに、炭酸が胃腸に滞っている気の流れを良くしてくれますので、おすすめです。

体操で腸を動かす

腸の血流を上げるには太もものストレッチ。これは、施術でも使っているのですが、「お腹があったまる!」と好評ですので、ぜひ試してみてください。

壁に手をついて、太ももの前の部分を伸ばします。寝っ転がってでもオッケー。
腸腰筋のストレッチ
つぎに、膝はそんなに曲げなくてもいいので、股関節を伸ばします。
お腹の奥の方、腸腰筋などのインナーマッスルも伸ばしてあげましょう。

カラダが硬くって…という人は、太ももをさするだけでもイイです。
便秘解消に太ももをさする
さするときは、できるだけ表面をやさしく。

左右にゆらすのもアリ。
便秘解消に太もも揺らし
ゆらすときは、筋肉全体がユッサユッサ揺れるように。

続けていると、腸だけではなくて、女性にとって大事な子宮の周りの血流もよくなるので、生理痛などでお困りのひとにはおすすめです。

下の動画の体操も、血流と便秘改善にはとってもいいですよ!

[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=f_4lRQecock”]

ツボで腸の粘膜をプリプリに

天枢(てんすう)
まずは便秘の定番ツボ、天枢を刺激。

便秘や下痢のツボ「天枢」
おへその横の左右、親指2本分外側のところに、天枢はあります。
ここを通るように、スプーンを使って上から下に撫でます。天然石のツボ押し棒なら、なおオッケー。
1分くらいやってみましょう。

便秘や下痢のツボ「天枢」をスプーンで刺激

【三陰交(さんいんこう)】
胃腸機能を高めて血をつくるには、三陰交がピッタリ。
生理痛や更年期障害、下半身の冷え改善など、女性にはうれしいツボです。
生理痛・更年期障害・冷え症のツボ「三陰交」
ココは、お灸をすると効果倍増なので、場所を分かりやすくお伝えしますね。

生理痛・更年期障害・冷え症のツボ「三陰交」の場所の探し方
まず、内くるぶしを探します。

生理痛・更年期障害・冷え症のツボ「三陰交」の場所の探し方
くるぶしの頂点に小指が当たるように、4本の指をならべます。
そして、4本の指を飛び越えたあたりで、骨と軟らかい部分の境目に触れると思います。

生理痛・更年期障害・冷え症のツボ「三陰交」の場所の探し方
そこから、軟らかいほうに小指1本分くらい入ったところに、三陰交があります。
生理痛・更年期障害・冷え症のツボ「三陰交」に指さし

ここは、お灸がすごく効きますので、ドラッグストアなどで「せんねん灸」などを探してみましょう。
最近は、煙の出ないタイプや、アロマを使ったお灸もありますよ。
お灸の温度もいろいろありますので、できるだけ温度の低いものを選んでください。

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「めんどくさい…」という人は、スプーンでも大丈夫。
くるぶしの後ろあたりから、上に向かって撫で上げましょう。
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【仕上げ】
膝の下には、胃腸機能を整えるツボが並んでいます。
スプーンを使って、まとめて刺激しちゃいましょう!
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膝のお皿の下に、硬い骨が触れると思います。その骨の親指1本分外側を、下向きにこすってみてください。ここも、1分くらい。

何日かつづけていると、胃腸が「ゴゴッ」と動きますので試してみてくださいね。

漢方薬で貧血と便秘を改善

当帰飲子は、皮膚の乾燥が気になる人におススメ。
腸は「カラダの内側にある皮膚」なので、腸の乾燥が改善すれば便も出やすくなります。

貧血が気になる人には、海馬補腎丸をおためしください。

本当にあなたに合う漢方薬を探すなら、脈をとったり、舌を見たり、お腹を見て触ってくれる薬剤師さんに処方してもらいましょう。

まとめ

 便秘が原因で貧血。貧血が原因で便秘。その関係は、悪循環にもなれば、プラスの相乗効果にもなります。
まずはできることから始めれば、ちょっとのきっかけでプラスに向かっていきますよ。

本格的に便秘体質を改善するなら、▼こちらの記事▼
便秘解消法 【総まとめ】 必ず解決の糸口がみつかる記事はコレ!
が参考になります。

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