仕事柄、よく聞かれるのが
「この痛みは、冷やすのと温めるの、どちらがいいですか」
という質問。
その問いに、大学の偉い先生がひとつの答えを出してくれました。
痛い時は「冷やす」「温める」どっち?
触れた感触が大事
- 肩が凝る
- 腰が重い
- 膝が痛い
日常生活でよくある不快な状態を、セルフケアで何とかしようと思ったとき、
「冷やした方が良いの? それとも温めた方が?」
と悩むことがあります。
温湿布、冷湿布、どっちがいいのと聞かれることもよくあります。
そんなときは、患部を触ってみましょう。
- 熱感がある
- ズキズキ痛む
- 腫れている
ときは、冷やした方がいいです。
アイシングは痛みを取ってくれる
怪我を含めて、身体の一部分に大きな負担をかけたとき、その組織は壊れます。(ちょっとした運動でも)
その程度が大きいと、炎症が起こります。
炎症は悪者ではなく、身体を治そうとするときに起こる自然治癒力そのもの。ですから、邪魔をしないほうが早く回復します。
が。
やっぱり炎症があると、ツラい…
そこでアイシング(冷やす)をすると、
- 血管を収縮
- 内出血を抑える
- 痛みを麻痺させる
ことで、痛みを軽減させてくれます。
痛んだ筋肉を早く回復させる方法
どの程度傷んでいるのかを見極める
「冷やした方がいい」
「温めた方が早く回復する」
という定番はありません。大事なのは、身体の状態に合わせること。
それが分からんのじゃ!
はい‥
なので、最初にお伝えしたように、ご自身で触れて、熱感があるかどうかチェックしてみましょう。
熱感が強いほど、ダメージが大きいということです。
急性期と慢性期
- 怪我などで傷めた
- 筋トレをした
- いつもと違う行動
などをして痛みを感じたら、患部を触ってみましょう。いわゆる『急性期』ですが、熱感がなければ温めた方が早く回復するかもしれません。
炎症反応は人によって違う
若くて元気な人ほど、治癒力は強い。
つまり炎症反応(熱感)も強い。
つまり痛みも強いです。
こんなときは、冷やしましょう。
でも、傷めた直後でもあまり痛みもなく、熱感も少なければ、温めた方が早く回復するかもしれません。
その場合、多少痛みが増すかもしれませんが、
回復
を優先するなら温めましょう。もし
痛み
を避けたいことを優先するなら冷やした方がいいでしょう。
ということで普通~の結論ですが、参考になれば嬉しいです。
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