自分の息子
自分の娘
自分の弟・妹
自分の兄・姉
自分の両親
が病気になったとき。
「それは、本人の問題」
と心の底から言いきれるひとは少ないと思います。
母親の罪悪感
言葉には出さないけど
ウチは治療院なので、当然ですが病気の方が来院されます。
そのなかでも、親御さんと来院される率が多いのが、アトピー性皮膚炎で困っているクライアントさん。理由は…
ご両親、とくに母親が
アトピーの改善に対して積極的だから。
「積極的」という言葉は、そぐわないかもしれません。
ポジティブな動機ではないので。
色々とお話を聞くと、そこには子供を産んだ母親としての
罪悪感
を感じるのです。もちろん言葉には出ませんが、感じるのです。
それは、わたし自身の感情も入り交じっているかもしれません。
全ては私の責任
弟が統合失調症だと知ったのが、28歳のとき。
それまで好きなように生きてきた自分にとって、大きな事実でした。
そのとき、何を思ったか。
「自分の何が悪かったんだろう」
「もっと話を聞いてあげればよかったのか」
など。兄弟でさえこう思うのですから、生みの母親であれば言わずもがな。
全ては私の責任
と思ってしまっても無理はないと思います。
このような、家族が病気になったときに、その家族が
勝手に
背負ってしまう責任や罪悪感については、すごく根深いと感じます。
私自身、まだまだそれをクリアにできていないです。
ですから、今後もこのテーマについて、考えていきたいと思います。
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