[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-mae-ganba.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
冷え性にはツボがおすすめ。
しかも、手先と足先のツボをちょっと痛いくらいに刺激すると、血管が開いて、末端冷え性の人もポッカポカ温まる。
実際の施術でも使う、ちょっとしたコツがあるんです。
そのほかにも、足の冷え、手の冷え、疲れからくる冷え、そして貧血が原因の冷えなど、それぞれに合ったツボがありますので、ぜひ、ためしてみてくださいね。[/surfing_voice]
冷え性の原因
[surfing_su_list_ex icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#d9333f”]
- 自律神経の乱れ
- 貧血
- 筋肉量が少ない
- 血液の流れが悪い
[/surfing_su_list_ex]
これらが、冷え性の主な原因。この中の「筋肉量が少ない」以外の原因に、ツボは働きかけてくれます。
1979年にWHO(世界保険機構)は、ツボを使った鍼灸治療の適応症として、冷え性や自律神経失調症を挙げています。
もしあなたが、「血流が悪くて便通もいまいち…」だったら、ツボ刺激の準備体操として、こちらのエクササイズをためしてみてください。
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=ijmiugXqkkw”]
さあ、では冷え性改善のツボを探しましょう!
冷え性に相性のよいツボ
手足を温めるツボ 【井穴(せいけつ)】
井穴(せいけつ)は自律神経まで整えてくれます。
見てもらって分かるように、井穴は手足の爪の生え際にいくつもあります。
ですから、ここをまとめて刺激しちゃいましょう。
ちょっと爪を立て気味にして、爪の生え際をはさんでしまいます。
そして、グリグリグリとちょっと痛いくらいに刺激。
一本の指を5秒くらいやってみましょう。
[surfing_su_box_ex title=”!井穴(せいけつ)刺激のコツ!” style=”soft” box_color=”#e0c38c”]短く鋭くグリグリと[/surfing_su_box_ex]
縮んでいた血管が開いて、血流がアップ。冷えきっていた手足がポカポカしてきますよ。
【上級者編】
慣れてきたら、「つまようじ」を使ってみてください。
先ほどの井穴を、つまようじでチョンチョンと痛いくらいに刺激します。
ちょうど、爪の生え際の角のあたり。
小鳥がエサをついばむように突っつくのが、コツです。
これも、5秒くらい。
これをすると、乱れていた自律神経が整うので、手足の冷えだけでなく、不眠や慢性疲労まで改善が期待できます。
ぜひ、ためしてみてください。
足の冷えに作用するツボ 【湧泉(ゆうせん)】
湧泉(ゆうせん)は、足の人差し指と中指の間をかかとの方に向かってたどると、急に凹んだところ。
ここは、足の冷えと相性がいいです。
親指で優しく押してあげましょう。
湧泉は、足のアーチを作ってくれている足底筋膜がある場所なんです。
なので、ここをゆっくりと押してあげると、脚のポンプ機能が復活。
そうすると、下半身の血流が良くなり、温かい血液が脚の隅々まで行き渡るようになります。
立ちっぱなしや体重過多、偏平足のひとはぜひ、おためしください。
手の冷えと相性のいいツボ 【労宮(ろうきゅう)】
労宮(ろうきゅう)は、人差し指と中指の間を手首に向かってたどると、ポコッと凹んだところ。
ここも、親指で優しく押してあげましょう。
ストレスを緩和してくれるツボなので、仕事が終わったあと、一息ついたときに押すといいですよ。
ストレスによる緊張が緩むと、毛細血管も広がり、指先まで温かくなってきます。
ここから先は、冷えに加えて気になる悩みがあれば、ツボを押してみてください。
疲れ冷えにいいツボ 【足三里(あしさんり)】
足三里(あしさんり)は、慢性疲労やエネルギー不足からくる冷えにいいツボ。
でも、場所が分かりにくいのが難点なんです…。
ちょっと詳しく説明しますね。
最初に、膝のお皿を見つけてください。
つぎは、お皿の下端に指を4本当てます。そうすると、小指の外側に骨があると思います。
その骨に、人差し指で触れましょう。
その人差し指から、親指の幅だけ外にいくと…
そこが、足三里(あしさんり)というツボ。
おつかれさまでした!
ここは、胃を元気にして、食べたものから栄養を吸収するのを助けてくれるツボ。
必要なものが吸収できず、必要ないものが溜まってしまう。
そんな悪循環のために、「太ってしまうけれど元気がない」という悩みの人にはおススメのツボです。
貧血が原因の冷えにいいツボ 【三陰交(さんいんこう)】
三陰交(さんいんこう)は、足の内側、くるぶしの上にあるツボ。
生理痛や子宮内膜症、更年期障害など、婦人科疾患の定番ツボとして有名ですね。
女性はどうしても、生理の影響で血液が不足しがち。
その血液を補ってくれるのが、三陰交なのです。
ツボの探し方をお伝えしますね。
内くるぶしを見つけて、そこに人差し指を置きます。
その上に、写真のように指を4本に並べてみましょう。そして4本の指を飛び越えて、上がったところに硬い骨が触れます。
触れた骨から、小指の幅だけ後ろ(かかとの方向)にいった所が…
三陰交(さんいんこう)のツボになります。
ここを、ちょっと骨に向かってえぐるように、優しく押してみてください。
生理のときに、経血が排出しきれていなかったりすると、瘀血といって子宮に古い血液が残ってしまいます。
それが婦人科疾患につながるので、ツボを使ってデトックスしてあげましょうというのが、東洋医学の考え方。
あまりゴリゴリ押さなくても良いので、優しく気持ちがいいくらいで押してあげましょう。
※ ただし、妊娠初期・妊娠の可能性のある女性は、ここは押さない方がいいです。鍼灸師か、東洋医学に明るい医師に相談してみてください。
ツボ押しで注意したいこと
ツボは身体に作用がある反面、マイナスに働くことがあります。
禁忌というのですが、とくに以下のような状態のときは無理せず休んでください。
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- 飲酒時
- 妊娠の可能性があるとき
- 過度の疲れや寝不足
- 発熱時
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まとめ
冷え性と相性のいいツボは、冷えのタイプに合わせて使うといいです。
手先と足先のツボ以外にも、手の冷え・足の冷え・疲れ冷え・貧血冷えなど、あなたの悩みに合ったツボをみつけてください。
あとは、冷えにはお灸がおすすめ。▼こちらの記事▼
冷え性にいい【お灸】のやり方を、プロに教えてもらいました。
に、やり方が分かりやすく載っています。
煙が出なかったり、アロマが香るものまでありますので、ぜひ試してみて、少しでも温まってもらえればと思います。
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