瞑想ってどういう意味なの? 東洋医学の専門家がわかりやすく解説します

こんにちは、『キレイの実』編集長&鍼灸師の伊東 歩です。
私は鍼灸師を21年やっているのですが、東洋医学という仕事がら「気」について研究、実践してきました。その過程で瞑想の良さを知り、今でも続けています。
今回の記事では、「瞑想ってどんな意味なのか」「どういう状態なのか」を超カンタンに分かりやすくお伝えします。
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瞑想の意味
瞑想が一般的になってきた
最近、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズや、イチロー、パナソニックを築いた松下幸之助など、いわゆる成功者が瞑想をうまく取り入れていたことが知られるようになってきました。
今では、自己啓発系・ビジネス系のセミナーなどでも、瞑想の効果について語られることは一般的。
でも、実際には「瞑想って、なに? どんな意味があるの? どんな状態?」という人も多いかと思います。


私の場合は、あまり堅苦しい感じではなく、「ちょっと頭の中がまとまらないな」という時に、瞑想を取り入れています。
ちなみに私は、特定の宗教を信仰してはいませんし、山に籠って修行したこともありませんが、少しの時間瞑想すると、頭がスッキリ。(毎日はやっていません…)
最近では、座禅も含めて、気軽に瞑想をされる人も増えてきたようですね。
瞑想を言葉で表現すると
昔から、さまざまな宗教とともに行われてきた瞑想ですが、私たちが行う瞑想は、「何かに心を集中させること」「心を静めて無心になること」「目を閉じて深く静かに思いをめぐらせること」というのが、しっくりくると思います。
瞑想状態とは
うたた寝との違い

でもね、目を閉じて静かに思いをめぐらせるなら、わたし、いっつも通勤電車の中でやってるわよ?
あれって、瞑想とどう違うの?
私もよくやります、それ。
厳密には、線引きできないと思います。
ウトウトしながら考えごとをするような「変性意識状態」に入っているのは、同じですから。
「ウトウト」っていうのが、ポイントですね。
もちろん、流派などあって「それは瞑想じゃない!」という人もいらっしゃるでしょうけれど。
覚醒と睡眠、起きているのと寝ている間くらいの「ウトウト」状態を、変性意識状態といいます。
瞑想のときの脳波
この変性状態のとき、リラックスの脳波「アルファ波」が出てくるんですね。
いつもは「あの人はああ言ってたけど、こっちの人との関係もあるし、お金も無いし…」と、ゴチャゴチャとして考えがまとまらない。
けれど、アルファ波が出ている状態だと、雑念にとらわれにくくなって、「あっ、こうすればいいのかな」とポンッと出てきやすくなる。
こんな経験をする人が多くなったことが、瞑想をする人が増えてきた理由のようですよ。
瞑想に合う音楽や呼吸法、瞑想のやり方などのくわしい解説は、▼こちらの記事▼
『ガッテン!』で放送された瞑想で集中力・記憶力を上げる【初心者向け】をお読みください。
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そうね。私の友達も、たまに瞑想しているみたいだけど…
思い浮かぶのは、
「無我の境地」
「修行」
「宗教」
「難しそう」…って感じかな。