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こんにちは。『キレイの実』編集長&鍼灸師の、伊東歩です。
今回は、子どもの便秘の原因について。
わが家は嫁も仕事を持っているため、娘が1歳になって以降は、自宅で仕事をしている私がおもに娘の面倒をみてきました。
そんな経験も活かしつつ、この記事では、クライアントさんからもよく相談を受ける「子供の便秘の原因」と「見分け方」についてお伝えします。
とくに、「積極的に手を打ったほうがいいのか」「様子をみても大丈夫なのか」の目安が分かるようにしてあります。
もし、すでに色々な手を打っているけど、なかなか改善しないという場合は、子供の便秘解消法って、オトナと違うの? 18の「やさしい方法」をプロが教えますを参考に。[/surfing_voice]
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ウチの子も、ちょっと便秘じゃないかしらって気になってるのよね。
なにせ、私がそうだから…
そもそも、子供が便秘って、なるの?[/surfing_voice]
大人の便秘との違い
筋肉や神経の発達
お子さんの年齢によって違いますが、就学前のお子さんは、まだウンチを出すための筋肉、神経が未熟です。
ウンチを出すのは、色々な筋肉の共同作業なのですが、それを調節しているのが神経。
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- 「ウンチを出そう」と思って動かせるのは、腹筋や横隔膜。自分の意思でコントロールできます。
- 自分の意思では動かせないのが、腸自体の筋肉。「ウンチが溜まって腸がふくらんだから、出そう」というように、自律神経が自動的に判断して動かしています。[/surfing_su_list_ex]
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あら、ウンチをするのって、あらためて意識することなんてなかったけど、いろんな筋肉とか神経が関係してるのね。[/surfing_voice]
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ウンチをするのって、大人にとっては普通の作業ですが、たくさんの筋肉を連動させるので慣れが必要なんですね。
「どこにチカラを入れたら、うまくウンチが出るのか」のコツを早くつかめる子もいれば、時間がかかる子もいる。カラダの発達も子供によってまちまち。[/surfing_voice]
「うちの子、まだトイレトレーニングできそうもないけど、大丈夫かな・・」と、周りの子供と比べて焦ってしまうこともありますが、「結構、複雑なことをやろうとしてるんだな」と思うと、ちょっと気持ちがラクになりませんか?
「出さなきゃ!」がない
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大人だと「もう、3日も出てない。」「スカートが入らない!」「お肌も荒れてきた!!」と思うと、何とかしてウンチを出そうしますよね。
でも、子供はそんなの関係なし。たとえウンチが溜まって、たまにお腹が痛くなっても、少し時間がたてば収まるので「出さなきゃ!」と思わない。[/surfing_voice]
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嫌なこと言うわね…
ウチの子、どうも毎日出てないみたいなんだけど、聞いてもちゃんと答えないし、便秘かどうか分からないのよ。[/surfing_voice]
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ここはすごく大事で、幼児期でも学童期でも、ウンチを出すことについては、年齢に応じて親子で話し合ったほうがイイです。
というか、そのコミュニケーションがうまくいって、子供といっしょに「どうやったら出せるようになるかな」と同じ方向を向くことができれば、絶対に結果は出ます。
便秘かどうかは、つぎの項目を参考にしてみてくださいね。[/surfing_voice]
子供の便秘の見分け方
どれか1つではなく、いろいろな状態をトータルでみてあげてください。
ウンチの回数をチェック
いちばん気になるのは、ウンチの回数だと思います。
国際消化器病学会(RomeⅢ)や日本内科学会によると、週に3回未満の排便だと便秘としています。また、日本消化器病学会では、スッキリと便が出ているかどうかを、便秘の判断材料に。
ただ、子供のばあい、あまり回数はあてになりません。毎日出ていても、コロコロうんちがちょっとしか出てなかったり、溜まった硬いウンチの隙間を下痢ぎみのウンチが通り抜けて出るパターンも。
ですから、回数だけでなく、出ているウンチの状態もよく見てみましょう。
ウンチの状態で見分ける
ウンチは腸を通過する時間がゆっくりなほど、その間に水分が吸収されて、硬くコロコロに。下の図(ブリストルスケール)を参考に、今出ているウンチはどのくらい腸に居座っていたのかなという目安にしてください。
一時的にコロコロだったり、軟らかかったり、波があるのであれば成長過程ということもあり、様子をみてみましょう。
ただ、いつもコロコロが続いているようであれば、本腰をあげて便秘対策を考えたほうがいいですね。
また、便の表面に血がついていたら、便が硬くて肛門が切れてしまっているかも。この場合は、清潔にして軟膏を塗ったり、繰り返すようであれば小児科を受診したりが必要です。
ウンチをするときの様子
幼児期であれば、いきんでるけど中々出なかったり、出すときに痛がったり、そもそもウンチをするのを嫌がったり、傍から見ても「ウンチが溜まってて、硬いんだろうな…」と分かりやすい。
ただ、学童期になると分かりにくくなります。
さりげなく、トイレの時間がいつもより長かったり、トイレのあとの臭いの変化だったり(次の項目でお話しします)、気にしてみてください。
オナラの臭いで判断
おならの成分の7割は、食事や呼吸といっしょに呑み込んだりする空気。2割が血液から発生するガス。で、のこりの1割が腸の中で生まれるガス。
たとえば早食いだったり、ストレスが多いと空気を呑み込む量が多いので、おならが多く出ます。ですから、おならの回数はあまり気にしなくても大丈夫です。
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ただ、臭いには注意してください。
お肉などの消化しにくいタンパク質が未消化のまま腸に届くと、悪玉菌がタンパク質を腐敗させながら増殖、強い臭いを放ちます。
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おのれ、悪玉菌!
私のオナラが臭うのも、アイツのせいね。
そのせいで、今までどれだけ恥をかいてきたことか!![/surfing_voice]
腸の中には腸内細菌が300種類ほど住んでいるのですが、3つの勢力に分けることができます。その理想的な割合とされているのが、善玉菌が20%、悪玉菌が10%、その他の日和見菌が70%。
その中でも善玉菌は、腸がウンチを送り出す動きを活発にしてくれます。
子供の場合、善玉菌の割合が多いのが一般的なのですが、食生活や、もともと持っている菌の割合によって悪玉菌が優勢になることも。そうなると、腸がグニュグニュと動けず、ウンチが溜まり、そこに悪玉菌がさらに繁殖して…という悪循環に。
その状態のときのオナラは、とっても臭い!
芋を食べると、オナラがよく出ますよね? これは食物繊維をエサに、善玉菌が水素やメタンを発生させたもの。無臭です。
一方、肉類を食べて、それをウェルシュ菌などの悪玉菌が分解して腐敗したときは、硫化水素、インドール、スカトールなど臭いの強いガスが発生するのです。
ですから、「ここのところ、臭いが強い日が続いてるな」と感じたら、ちょっと注意を向けてみましょう。
パンツの汚れ
「便失禁」をご存知でしょうか。
幼児期にも、学童期にもみられます。ウンチが硬くなると、やがて腸をふさぐくらい大きく硬くなってしまいます。
オナラのところでもお伝えしましたが、こんな状態の腸は悪玉菌が優勢。善玉菌がうまく働けず、食べたものが分解できないと下痢状態のゆるい便に。
肛門の近くで硬いウンチがふたをしていて、その周りをゆるい便が流れ、肛門から漏れ出てしまったのが「便失禁」です。
子供ですから、拭きのこしたウンチが下着についてしまうこともあります。でも下着をよくみると、乾いたウンチがこすれてついたものと、水のような便がにじんでついたものは、違うのが分かります。
水性インクが水でにじんだ感じで、色もぼやけています。
親もびっくりしますが、それ以上に子供はショックを受けています。
どうして便失禁が起こっているのかを知っておくと、親としても、ちょっと心構えができませんか?
本人が気がついていれば、気にしているはずなので、「便秘になると、こういうこともあるのよ」と普通に話してあげると安心すると思います。
お腹を触って
ウンチが溜まってくると、お腹を触っても分かる場合があります。
仰向けに寝かせてお腹を触るのですが、お腹の緊張をとるために膝を曲げさせましょう。
そして、手をこすって温めてから、下の図を参考に、手のひらをやさしく押しあててみてください。
手のひら全体ではなく、人差し指から小指までの4本の指全体で。
少し押し下げたあと、左右にずらしてみると、分かりやすいかもしれません。
かたまりに触れなかったとしても、やさしく押しても嫌がったり、痛がったりするなら、なにかお腹の中で起こっているサイン。
便秘ではなく、胃や腸に炎症があっても、触られるのを嫌がったり、子供によってはくすぐったがるかもしれません。
ここまで、子供の便秘にありがちなサインをお伝えしました。
気になることはありましたか?
もし明らかな便秘ではなくても、あとでお伝えする便秘の食養生などはムダにはなりませんので、ちょっと試してみるとよいかと思います。
病院に相談したほうがいいとき
吐いてしまう
「便秘かもしれない」という時点で胃腸の状態はあまりよくないので、単純に胃の不快感から吐き気を感じることはあります。
また、腐敗したガスが胃に逆流しても、吐き気は起こります。
でも、場合によっては重い内臓疾患が原因で、便秘にくわえて吐き気があることも。たとえば、腹膜炎や腸閉塞などであれば、一刻も早く受診する必要があります。
吐き気以外にも、寒気や強い腹痛があったり、普段とは違う様子であれば、すぐに受診してください。
熱がある
子供は、便秘が原因で熱を出すことがあります。
こんなときに、風邪などの明らかな症状がないばあい、やたらに解熱剤を飲ませるのではなく、病院を受診してください。
そのほか、便秘のサインのところでもお伝えした、ウンチの表面に血がつくことが続く場合も、小児科に相談してみましょう。
その際、できれば「排便外来」「便秘外来」など、便秘について詳しい病院を探してみてくださいね。
子供の便秘の原因は?
便秘を解消しようにも、その子のなにが原因なのか分からないと、なかなかうまくいきません。
子供の便秘の要因は、いくつか重なっていることも多いです。
ざっと原因を読んでみて、思い当たることがあれば、そこを少し変えてみましょう。
生まれつきの原因
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- 鎖肛…肛門の位置に異常があって、ちゃんと開かない。新生児のときに発見されやすい。
- ヒルシュスプルング病…肛門や直腸の神経に異常があって、常に筋肉が閉じているので便が出にくい。1歳を過ぎてから分かる場合もある。[/surfing_su_list_ex]
どちらも、新生児の3000~5000人に1人の割合でみられるもので、もし心配であれば乳幼児健診のときに医師に相談するとよいでしょう。
親の過干渉が原因
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私自身もそうでしたが、朝、保育園にいって、預ける前のおむつ替えのとき、「いつもはウンチをしているのに今日は出てないな…」という日が続くと、だんだんと心配になってきます。
また、周りの子が、おむつが取れてきているのを見聞きしていると、「うちの子は大丈夫かな…そろそろ…」と、ちょっと焦ったり。
で、ようやくトイレトレーニングを始めて、だんだん上手くできるようになったのに、たまたま失敗しちゃったときのガッカリ。[/surfing_voice]
子供は、そんな親の空気を敏感に感じているようです。
「親に認められたい」欲求から、子供は「早くオムツを卒業する」「パンツで失敗しない」ことが良いことだと思い頑張るのですが、まだ神経も筋肉も不安定なこの時期の子供には荷が重い。
こうして、トイレトレーニングは慢性的な便秘のきっかけになりやすいんですね。
『ウンチ=痛い』がインプット
子供は、ウンチが出なかったらどうなるか、先のことなんかよりも、今、ウンチをしようとすると痛いことのほうが重大問題。
便秘になりかけのタイミングで、硬いウンチをしたとき「ウンチを出すと痛い」がインプットされると、
痛いから出さない → 出さないから硬くなる → さらに出にくくなって痛い
の悪循環に。
学校(園)でウンチができない
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トイレトレーニングと並んで、慢性の便秘のきっかけになりやすいのが、学校(園)生活。娘がお世話になっていた保育園では、安全を考えて、トイレの様子が外から見えるようになっていました。
年少さんくらいなら、全然平気だと思うのですが、それでも子供によっては早くから「恥ずかしい」と感じる子もいるでしょう。[/surfing_voice]
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そうね、ウチの子に聞いても、
「学校でなんて絶対にしないよ。ウンチだってばれたくないもん」
って言うのよ。[/surfing_voice]
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はい…。「恥ずかしい」という思いは、小学生になるとさらに強くなるようです。特に、男子は大便と小便が別々なので、「アイツ今、うんこしてるぜ」と一発で分かっちゃう。
実際に聞いてみると、やはり女子でも学校での排便は抵抗があるとのこと。[/surfing_voice]
最初にお伝えしたように、ウンチをするという作業は、
便が溜まって腸がふくらむ → 神経を伝って「ウンチがしたい」信号が送られる → 腸が自動的に動いて排便
という自動反射機能に、腹筋や横隔膜、肛門の動きを組み合わせて行うもの。
つまり、「ウンチがしたい」便意という信号が出ているのに、「恥ずかしいから」と信号を無視していると、だんだんと自動反射機能が反応しなくなり、便が溜まっても腸が動かなくなってしまうんです。
ストレスが原因(感受性が高い)
先ほどの自動反射機能は、自律神経がコントロールしています。たとえば、いくら便が溜まっていても、身に危険が迫っているときにウンチをしていたら、自分を守れませんよね。そんな時は、腸が動かないようにちゃんと自律神経が調整してくれます。
身に危険が迫っているときは、自律神経の中の交感神経というのが働いて、活動的に。
安全だなと感じているときに、副交感神経というのが働いて、食べたものを消化して、吸収して、排便する。
このバランスが崩れると、便秘になりやすいんですね。
同じ環境、状況でも、ストレスを感じやすい子もいれば、全然平気な子もいる。平気に見せてる子もいる。そのサインが、便秘として表れているのかもしれません。
偏った食事が原因
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たとえば、お肉に含まれているタンパク質は、腸内で悪玉菌を増やします。
ですから、お肉ばかり食べていると、便秘の原因に。でも、タンパク質は、カラダを造る成長期の子供にとって大事な栄養素でもあるんですね。[/surfing_voice]
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えー、タンパク質は必要だけど、便秘の原因にもなるってこと?
じゃあ、どうすればいいのよ。悪玉菌が増えなければいいってこと?
もう、わけわかんないわよ![/surfing_voice]
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いちばんイイのは、善玉菌のエサになるような、野菜などの食べ物もいっしょに食べることです。
ここで、「肉は絶対にダメ」「野菜ばっかり」になっても、これまたバランスが崩れてしまうので、いろんな食材を少しずつ摂れるといいですね。[/surfing_voice]
これまで、肉のタンパク質の方が吸収がいいので肉食も必要とされてきましたが、2009年にアメリカ栄養士会が発行したPosition of the American Dietetic Association: Vegetarian Dietsでは、野菜などの植物性タンパク質だけでも充分と報告されていたり、意見が分かれています。
いずれにしても、「便秘にいいから○○を食べさせよう!」と単品で摂らせると、目に見えないデメリットがありますのでご注意を。
水分が足りない
ウンチが硬くなるのを防ぐためにも、水分補給は欠かせません。
どのくらい水分を摂ればいいのか。目安は、体重1kgにつき100mlとされています。つまり、20kgの子なら2000ml。
「そんなに飲めるかい!」といわれそうですが、食品の水分も含まれますので大丈夫。
水分補給をするときは、砂糖や人工甘味料の入っていないものを選びましょう。
砂糖は悪玉菌のエサになります。
人工甘味料のアスパルテームは化学物質でできた神経毒。脳の細胞を興奮させ、知能低下、うつ、脳障害、精子の活動性低下まで報告されています。
スクラロースは、元はPCBやダイオキシンと同じ農薬。とても人間が口に入れるものではありません。
アセスルファムKも同じく化学反応をさせて造った化合物。その分子構造は、発がん性物質として世界的に禁止された「チクロ」と非常に似ている、とても甘く危ない物質なのです。
スポーツドリンクやジュースは手軽なので、つい手に取ってしまいますが、親の責任として子供の将来を思うなら、ここは踏ん張りましょう。
国が許可しているからといって、国は子供の将来に責任をもってはくれません。それは、これまでに起こった薬害などをみれば一目瞭然。
賠償金をもらっても、カラダは元に戻りません。
運動不足が原因
ウンチを出すとき、腹筋が腸の前と横、横隔膜が腸の上から、ググッと圧力をかけてウンチを押し出してくれます。
これらの筋肉は、遊んでいるうちに自然とついてくるもの。ですが、最近の遊びはあんまり筋肉を使わないですよね。
走ったり歩いたりするだけでも、お腹が刺激されるのですが、それも少ない…。こんな生活スタイルの変化も、便秘の一因になっています。
こんな簡単な体操だけでも、意外と便通がよくなるんですよ。
[surfing_su_youtube_ex url=”https://www.youtube.com/watch?v=f_4lRQecock”]
生活リズムが夜型
ウンチを出すのは、腹筋や横隔膜だけでなく、腸自体もグニュグニュと動いています。その腸を動かしているのが、自律神経。
自律神経は、昼間は交感神経が働いて活動モード。夜は副交感神経が働いて、休息モードに。腸は、休息モードのときに動きます。
子供は、筋肉や骨格がググッと成長するときに、自律神経の発達がついていけなくなることがあります。
そのタイミングで、たとえば夜遅くまで起きていたりすると、バランスを崩しやすい。
交感神経ばかりが働くクセがついて、ウンチを出すための副交感神経が働きにくくなってしまうんですね。
虫歯がある
「痛い!」という自覚がなくても、ものを噛んだとき、虫歯があると何となく違和感がありますよね。
この状態で食事を摂りつづけていると、あまり噛まずに呑み込むクセができてしまいます。
すると、唾液の量が少ないので、せっかく栄養のあるものを食べても消化できず、胃腸の負担となり、最終的に便秘に。
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/skao-ikari.gif” name=”” type=”l” bg_color=”f8f4e6″ font_color=”000000″ border_color=”f8f4e6″]
さらに、虫歯があると顔の形が歪んできます。
いつも痛くない側ばかりで噛んでしまうので、片噛みとなり、アゴの形、顔の形が歪んでしまうんですね。
普段、小学生のお子さんを施術することもあるのですが、アゴの関節がうまくかみ合っていなかったり、鼻すじと唇がずれていたりするのをよく見かけます。[/surfing_voice]
[surfing_voice icon=”https://kireinomi.com/wp-content/uploads/2016/09/kao-gan.gif” name=”” type=”r” bg_color=”” font_color=”000000″ border_color=”e0c38c”]
ゲゲッ! マジ??
まずいじゃないの、顔って大事よ、大事。
ていうか、私もヤバい…[/surfing_voice]
大人もですが… 子供の虫歯は、できるだけ早い時期に手を打ったほうがいいです。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
これで充分!子供の虫歯予防は「減糖」が決め手 ‐ 5つのコツ ≫≫
子供の便秘の解消方法
もし、心当たりのある原因があったら、できることから変えてみてください。
いちばん大事なのは、「どうやったら便秘がラクになるかな」と、子供といっしょに考えること。
解消方法を簡単にまとめておきました。
[surfing_su_list_ex icon=”icon: heart” icon_color=”#d9333f”]
- 食事 「食物繊維を頑張って摂る」のではなく、あくまでバランスが大事。便秘のタイプによっては、とくに穀物や豆類に多い不溶性食物繊維ばかり摂ると、よけいに便秘になることも。
- 水分 できればお水か麦茶。たとえば、「野菜ジュースなどは栄養も摂れていいかな~」と思うのですが、実は食物繊維も入ってなくて、濃縮還元のものは栄養も壊れているため期待できません…。
- 運動 腹筋がポイントなので、ダイエットも兼ねて親子で腹筋もアリですね!
- 睡眠時間 早く寝かせるよりも、早く起こしてあげましょう。朝、余裕を持たせることで、学校や園にいく前にゆっくりトイレタイムができます。
- 姿勢 猫背を治すと、横隔膜が動きやすくなるので、ウンチを押し出しやすくなります。
- マッサージ お腹で「の」の字を書くように、やさしくマッサージするといいですよ。
- ツボ おへその横の「天枢」や、膝の下の「胃経」をスプーンで刺激すると効果的。
- 漢方薬 大人と違って、子供には「小建中湯」「大建中湯」が使われます。
[/surfing_su_list_ex]
もっと詳しく知りたい方は、▼こちらの記事▼に分かりやすく書いてありますので、参考に。
まとめ
子供の便秘の原因には、いくつかありました。どれか一つだけが原因というより、いくつかの原因が重なっている子が多いようです。
思い当たること、できることから、少しずつ変えてみましょう。
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