『たけしの家庭の医学・漢方SP』に出た便秘のツボ【足三里・合谷】を鍼灸師が詳しく説明します!

2017年1月31日に放送された【たけしの家庭の医学】では、漢方と鍼灸治療が特集されました。とくに鍼灸の効果として、便秘に効くツボが紹介されました。
ツボの名前は、【足三里】と【合谷】。
この記事では、この2つのツボについて、詳しい場所と、便秘に効く刺激の仕方を鍼灸師が説明します。
便秘に効くツボ【足三里】
足三里の場所
膝の下の、ちょっと外側に足三里はあります。
足三里は便秘にとっても良いツボなのですが、場所が探しにくい…。
なるべく分かりやすく説明しますね。
まず膝のお皿の位置を確認しましょう。
お皿が分かったら、そのお皿の下から指4本分下のところを触ってみましょう。
さわると、硬くゴツゴツとした骨が触れます。
骨と柔らかい部分の境目に人差し指を当てて、そのすぐ横に親指を置きます。
そして、その親指をひょいっと乗り越えましょう!
そこが、足三里!
足三里の刺激の方法
指で押してみると、ズーンと響くと思います。
その強さで、30秒くらいキープしてみてください。
くすぐったいような、気持ちいいような、ちょっと痛いような、独特の感じがしますよ。
指以外だと、スプーンや天然石などの金属が効きます。
足三里と相性の良い、シトリン。
スプーンや天然石を使う場合、足三里から足首に向かって撫でおろしてみましょう。
このあたりには、腸と胃に効くツボが沢山ありますので、まとめて刺激できますよ。
仕上げに鍼を貼りましょう
せっかく見つけたツボなので、放っておいても刺激できるように、「刺さない鍼」を貼っておきましょう。
話題の「美容鍼」を手軽に体験!ささない鍼 Acu Life(アキュライフ)
テレビショッピングでも、話題になっていましたよね。(以前は治療院向けだけに卸していたんです)
治療院でも使っていて、お顔だけじゃなくて、足三里にもよく効きます。
いちど貼ったら、数日は貼りっぱなしにしておいてください。そして、はがしてから数日空けて、また貼って。
150粒も入っているので、一年は持ちます。
ですから、もしほうれい線やたるみが気になっていたら、そこにペタッと貼ってみましょう。
そうすれば、自宅で美容鍼ができちゃいます!
うちのクライアントさんも、「テレビで芸能人が顔に鍼を刺して、効くのはわかったけどちょっと痛そう…」という人にすすめています。
簡単ですので、ためしてみてください。
便秘に効くツボ【合谷】
合谷の場所
合谷は、手の指のつけ根にあるツボです。
人差し指と親指が合わさるところで、押すと奥の方がズーンと痛いようなら、そこが合谷。
便秘解消の刺激方法
合谷は、刺激の仕方によって効果が変わってきます。
便秘解消なら、ちょっと痛いくらいの刺激が良いですね。
つまようじを、10本くらい輪ゴムで束ねて、即席の鍼をつくってみましょう。
そして、つまようじで「チョンチョン」と赤くなるまで刺激。
天然石を使ってもオッケー。
ひんやりして気持ちがイイですよ。
そのほかの便秘解消法
こちらのエクササイズは、便秘解消にもってこい!
ツボ以外に、ストレッチや体操などで便秘を解消するなら、▼こちらの記事▼が役に立ちます!
便秘解消法 【総まとめ】 必ず解決の糸口がみつかる記事はコレ!
まとめ
たけしの【家庭の医学】の番組では、足三里を刺激すると、30秒ほどで胃が動くエコー映像が紹介されていました。
このように、即効性もある鍼灸治療、そしてツボの効果をぜひ、ためしてみてください。
また、便秘解消には、体質改善がおすすめ。遠回りのようですが、安全で自然に便通を良くするなら、まずはあなた自身の体質を知ってみてください。
便秘だけでなく、肌荒れやむくみ、ダイエットなども体質にあった対策をすれば、きっと改善します!